生理中の下痢の原因は?生理中の下痢におすすめの食べ物も紹介!

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生理中の下痢は、生理にともない生じる症状の一つです。
「生理が始まると、なぜか下痢になってしまう」という女性は多くいらっしゃいます。

 

本記事では、生理中の下痢の原因について以下の点を中心にご紹介します。

 

  • 生理中に下痢になる原因とは
  • 生理中の下痢の対処法とは
  • 生理中の下痢のメカニズムとは
  • 生理中の下痢におすすめの食べ物とは


生理中の下痢に関するよくある質問についてもご紹介しますので、ご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

 

目次

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生理中の下痢の原因

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生理中の下痢は、幾つかの要因によって引き起こされます。
ここでは、生理中の下痢の原因についてご紹介します。

ホルモンバランスの変化 

生理中において下痢の原因の一つに、生理周期によるホルモンバランスの変化があります。
生理周期には4つの周期があり、周期によって異なるホルモンが分泌されます。

 

  • 月経期
    生理中の期間
  • 卵胞期
    生理が終わり排卵までの期間
  • 排卵期
    卵子が卵胞から飛び出す期間
  • 黄体期
    排卵が終わり次の月経が始まるまでの期間

 

黄体期には、プロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。
このプロゲステロンには、子宮の収縮を抑制する作用と腸の働きを抑制する作用があります。
そのため黄体期は便秘になりやすくなります。

 

一方、月経期になると黄体ホルモンは減少し、プロスタグランジンの分泌量が増加します。
このプロスタグランジンには子宮を収縮させる作用があり、また腸も収縮させます。
そのため、生理が始まると腹痛や下痢の症状になりやすくなります。


平滑筋[へいかつきん] 

人間の筋肉は、主に骨格筋・心筋・平滑筋の3つに分けられます。
その中でも、生理中の下痢の原因として平滑筋が関係があります。
平滑筋とは内臓や血管の壁などを構成する筋肉のことで、自分の意志で動かすことはできません。
心臓の壁を構成する心筋と同様に、自律神経の支配を受ける筋肉です。

 

月経期に分泌量が増加するプロスタグランジンには、子宮と腸を収縮させる作用があります。
平滑筋は腸など消化器官の壁も構成しているため、プロスタグランジンの作用に影響を受けます。
そのため、プロスタグランジンの分泌量が増加することで腸も収縮されて下痢症状を引き起こします。

ストレス

日常生活の中において、ストレスや緊張によりお腹が痛くなった経験はないでしょうか。
ストレスが消化器官に影響を及ぼすことはよく知られています。

 

生理中には、精神的に不安定な状態になる方が多くいます。
最近では、よく「月経前症候群(PMS)」という症状を耳にする機会も増えてきました。
この症状の一つとしても挙げられますが、生理の数日前から精神的に不安定になる方は少なくありません。
生理にともない精神的に不安定となる原因には、女性ホルモンが深く関係しています。
女性ホルモンのバランスが乱れて精神的に不安定になると、ストレスを感じやすくなります。
ストレスは消化器官にも影響を及ぼすため、生理中のストレスが下痢の症状を引き起こす原因にもなります。

生理中の下痢の対処法5選!

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症状や個人差にもよりますが、生理中の下痢は軽減することができます。
ここでは、生理中の下痢の対処法をご紹介します。

冷え対策 

生理中の下痢対策として大切なことは、まずは身体を冷やさないようにすることです。
身体を温めるのにおすすめな方法を幾つかご紹介します。

 

  • 入浴や半身浴
  • 軽く身体を動かしたり、ストレッチをする
  • カイロや腹巻などを使用する
  • 薄着を避ける

 

身体が冷えると血行が悪くなり、生理中の下痢を悪化させてしまう可能性があります。
入浴時にシャワーだけで済ませるのではなく、きちんと湯船に浸かることで身体の血流が良くなり冷え対策となります。
同様に、軽く身体を動かすことも冷え対策としておすすめです。

 

また、特に下半身を温めることは生理中の下痢症状の軽減につながります。
カイロや腹巻で腹部周りを温めることで腹痛の緩和が見込めます。

 

生理中の下痢対策として大切なことは、まずは身体を冷やさないようにすることです。
これは生理以外の下痢症状でも同じといえます。

 

月経期に入ると体温は下がります。
そのため、生理が始まると身体の冷えを感じやすくなります。
身体が冷えて血行が悪くなると、腹痛や下痢といった症状を引き起こす原因にもなります。
身体を温めて血行を促すことは、腹痛や下痢の症状に対して理にかなった対処法といえます。

 

身体を温めることは、生理中の下痢症状の軽減にもつながります。
生理中には、肌を露出して身体を冷やすような服装は避け、身体を冷やさないように気をつけましょう。

食事 

食べ物の中には、多量に摂取することで下痢を引き起こす可能性があるものもあります。
具体的に紹介すると、次のようなものになります。

 

  • 果物や糖類などに多く含まれる「糖類」や人工甘味料を多く含む食品
  • 香辛料を多く含んだ辛い食品
  • カフェインを多く含むコーヒーやアルコール飲料
  • 冷たい食べ物や飲み物

 

これらの食品には、腸に水分を貯めて下痢を誘発するものや、消化器官に刺激を与えるものがあります。
特に生理中には下痢になりやすい状態なので、できるだけ消化器官に刺激を与えるような食べ物は控えます。

 

また、普段からコーヒーや紅茶を飲まれる方は多くいらっしゃいますが、これらにはカフェインが多く含まれています。
カフェインには、血管を収縮させる作用があります。
そのため、過度に摂取すると下痢の症状を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

薬の服用 

生理に伴う下痢の症状は一時的なものなので、過度に神経質になる必要はありません。
しかしながら、酷い下痢や腹痛をともなう下痢は、生活に支障をきたすケースもあります。
下痢の症状が辛い時は、我慢せず薬を服用するのも対策の一つです。
水なしで服用できる下痢止めも市販で販売されているので、いざという時のために鞄に入れておくと安心です。

 

ただし薬の服用には注意点もあります。
下痢の症状には、食あたりやウイルス・細菌による感染などによって引き起こされるものも多くあります。
その場合、下痢止め薬を服用することで更に症状が悪化してしまうケースもあります。
症状が重い場合や普段と異なる症状がある時には、自己判断で薬を服用せずに医療機関へかかることをおすすめします。

生活習慣 

生理中の下痢の対処法として「身体を冷やさない」「食事に気をつける」「薬を服用する」といった対処法を紹介してきました。
生理中の下痢には、これらの対処法を上手に活用しつつ普段の生活習慣を見直すことも大切です。

 

日常生活において、

  • 普段から身体を冷やさないようにする
  • 適度に運動をする
  • 栄養のバランスがとれた食事をとる

といった習慣を心がけましょう。

 

入浴時には湯船に浸かる、身体を温める食材を取り入れるといった習慣は、身体を冷やさないための対策となります。
また、気分転換に適度な運動をすることも冷え対策としておすすめです。
生活習慣を見直すことは、生理中の症状だけでなく日頃の健康維持にも役立ちます。

ストレス

ストレスは、生理中の下痢や腹痛などの症状を悪化させる原因にもなります。
普段から、できるだけストレスを溜めないようにすることが大切です。
ここでは、ストレス対処法としておすすめなものを幾つかご紹介します。

 

  • 適度に休息をとる
  • 散歩や軽い運動をする
  • 好きな趣味に没頭する

 

仕事で休む暇がなかったり常に考えごとなどをしていると、心身共に疲れてしまいます。
疲れを感じた時には、きちんと休息をとるように心がけましょう。
また、リラックスできる時間をもつことも、ストレス対処法としておすすめです。
好きな本を読んだり音楽を聴いたりと、自分なりのリラックス法を見つけるのもよいかもしれません。

 

生理中の下痢は、ストレスにも深く関係します。
ストレスは、腹痛や下痢の症状を悪化させる原因にもなります。
生理中には、腹痛や下痢、頭痛といった症状以外にも、全身の倦怠感や便秘、吐き気などの症状が生じる方もいます。
これらの症状により気分が落ち込み、精神的に不安定となる方も少なくありません。
生理中にストレスを感じないようにすることは難しいことです。
しかしながら、生理にともなう症状を悪化させないためにも、ストレスを溜めないことはとても大切なことなのです。
自分なりのリラックス法を見つけて、できるだけストレスを溜めないよう心がけましょう。

生理中の下痢のメカニズム

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生理中の下痢は、女性ホルモンと深い関係があることが分かりました。
ここでは、生理中の下痢のメカニズムについて詳しくご紹介します。

排卵後→便秘になりやすい 

女性はホルモンバランスの変化によって、排卵後に便秘になりやすい傾向があります。
排卵後に便秘になりやすい理由を簡単に説明すると、次のようになります。

 

  1. 排卵後から次の生理が始まる期間(黄体期)には、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が増加する
  2. 子宮を収縮させるプロゲステロンの働きにより、腸の働きも抑制される
  3. 腸の動きが抑制されると共に、腸内の便を移動させるために必要な腸の収縮運動も抑制される
  4. 腸内の便が固くなり排便も遅くなるため便秘となる

 

前に少し触れましたが、排卵が終わり次の月経が始まるまでの期間を黄体期といいます。
この黄体期には、プロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。
このプロゲステロンには、子宮を収縮させる作用以外に腸の働きを抑制する作用があります。
腸の働きが抑制されると、腸内の便を移動させるために必要な腸の収縮運動も抑制されます。
便が固くなり排便も遅くなるため、結果便秘となるのです。
このような理由により、プロゲステロンの分泌量が増加する排卵後には便秘になりやすくなります。

 

生理が始まる→下痢になりやすい 

生理が始まると下痢になりやすい理由を簡単に説明すると、次のようになります。

  1. 生理が始まると腸の働きを抑制していた黄体ホルモンが減少して、便秘の症状が改善される
  2. 黄体ホルモンに代わり、子宮を収縮させる作用のあるプロスタグランジンの分泌量が増加する
  3. プロスタグランジンのもつ作用により、子宮と共に腸も収縮する
  4. 腸が収縮されるため下痢になりやすくなる

 

このプロスタグランジンには、出産をする際に陣痛を促す作用があります。
そして、妊娠が成立しない場合には、子宮を収縮させて不要になった子宮内膜を外へと排出させます。
その際に子宮だけでなく腸も収縮させてしまうため、下痢になりやくなります。

 

黄体期が終わって生理が始まると、月経期に入ります。
月経期に入ると黄体期に多く分泌されていた黄体ホルモンが減少します。
腸の働きを抑制していた黄体ホルモンが減少するため、便秘の症状は改善されます。

 

一方、月経期には子宮を収縮させる作用のあるプロスタグランジンの分泌量が増加します。
このプロスタグランジンには、出産をする際に陣痛を促す作用があります。
また、妊娠が成立しない場合には、子宮を収縮させて不要になった子宮内膜を外へと排出させます。
このプロスタグランジンのもつ作用により、子宮と一緒に腸も収縮します。
そのため、プロスタグランジンの分泌量が増加する月経期には、下痢になりやすくなります。

結果

生理中の下痢のメカニズムについて、簡単にまとめると次のようになります。

月経期(生理中) プロスタグランジンの分泌(下痢症状)
卵胞期(生理終了~排卵まで) エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌
排卵期(卵子が卵胞から飛び出す期間) エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌最大
黄体期(排卵後~次の生理が始まるまで) プロゲステロンの分泌(便秘症状)

 

生理が始まる前には、プロゲステロンの分泌量が増加し便秘になります。
そして、生理が始まるとプロゲステロンの分泌量は減少し、プロスタグランジンの分泌量が増加します。
その結果、生理が始まると下痢になりやすくなります。

生理中の下痢が続く期間

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生理中の下痢には、症状が出るタイミングや期間に個人差があります。
ここでは、生理中の下痢が続く期間についてご紹介します。

生理が来た初日など1〜2日間

一般的に「生理中」といわれる期間(月経期)は、3~7日間です。
生理周期には個人差があるので、月経期の平均は5日間程度になります。
生理が始まるとプロスタグランジンの分泌量が増加するので、下痢になりやすくなります。
そのため、生理が始まってから5日間程は下痢になる可能性があります。

 

生理中の下痢は、下痢症状が生じる時期にも個人差があります。
後に詳しく説明しますが、生理が始まってから下痢になる方や、先に下痢になって生理が始まるという方もいます。
このように個人差はありますが、生理の初日から2日目にかけて下痢になるという方は多いようです。

1日何回も下痢が出る場合

生理中には下痢になりやすいので、症状が出ても心配する必要はありません。
人によっては、1日に何回も下痢が出るケースもあります。
下痢に対してあまり神経質になり過ぎると、かえって症状を悪化させてしまう可能性があります。
しかしながら、1日に何回も下痢が出て辛い状態であれば、医療機関に受診することも検討しましょう。
生理中の下痢と思っていても、実はウイルスや細菌などの感染による下痢の可能性もあります。
下痢の症状が酷いようであれば、自己判断で薬を服用せずに医療機関に受診することをおすすめします。

3日以上続く場合

個人差はありますが、生理中の下痢は、2日間程症状が続く方が多くいます。
しかしながら、生理中に3日以上下痢の症状が続いて辛いようであれば、生理以外に下痢の原因があるかもしれません。
特にウイルスや細菌による下痢の場合であれば、下痢止め薬で下痢を止めてしまうとかえって症状が悪化してしまう可能性があります。
自己判断で薬を服用するのはあまりおすすめできません。
生理中の下痢でも症状が数日間続くようであれば、我慢せずに医療機関に受診することをおすすめします。

生理が来てから下痢になる

生理中の下痢は、プロスタグランジンの分泌量が増加することで引き起こされます。
前に生理中のメカニズムについてご紹介しましたが、基本的には生理が始まるとプロスタグランジンの分泌量が増加して下痢になりやすくなります。
そのため、生理が来てから下痢になる方が多くいらっしゃいます。
しかしながら、全ての方が一概に同じではありません。
次にご紹介しますが、生理中の下痢は症状が生じる時期にも個人差があります。

下痢になった後に生理が来る

生理が始まってから下痢になる方は多くいますが、中には、先に下痢の症状が生じ、それから生理が来るというケースもあります。
下痢になった後に生理が来る場合、月経前症候群(PMS)の症状の一つとして下痢になっている可能性もあります。
月経前症候群とは、生理前になると生じる心身の不調のことをいいます。
生理前にイライラする、倦怠感がある、頭痛や吐き気がするなど、月経前症候群の症状には個人差があり、症状は多岐にわたります。
生理前に下痢の症状だけでなく複数の症状が生じる場合であれば、一度婦人科を受診することをおすすめします。

生理中に下痢と起きやすい症状

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生理中は、下痢以外にも様々な症状が起こりやすい時期です。
ここでは、生理中に下痢とともに起きやすい症状についてご紹介します。

腹痛

生理中、下痢とともに多く生じる症状として腹痛が挙げられます。
生理にともなう腹痛は、下痢と同様にプロスタグランジンの分泌量が増えることによって引き起こされます。

 

生理中に腹痛になりやすい理由を簡単に説明すると、次のようになります。

  1. 子宮の収縮を促して経血や古い子宮膜を子宮の外へと排出させるプロスタグランジンの分泌量が増加する
  2. 子宮が収縮される際に、子宮の周りにある血管も収縮される
  3. 子宮や子宮の周りの血管が収縮されると腹痛が引き起こされる

 

このプロスタグランジンには、子宮の収縮を促し経血や古い子宮膜を子宮の外へと排出させる作用があります。
プロスタグランジンの働きによって子宮が収縮されると同時に、子宮の周りにある血管も収縮されます。
子宮や子宮の周りの血管が収縮される際に、腹痛が引き起こされます。
ちなみに、このプロスタグランジンは、子宮の収縮だけでなく発熱や痛みなどを誘発する作用があることでも知られています。

腰痛

生理痛といわれている症状には、下痢や腹痛の他に腰痛があります。
この腰痛も、下痢や腹痛と同じくプロスタグランジンの分泌量が増えることによって引き起こされる症状です。
プロスタグランジンの働きにより、子宮や子宮周りの血流は悪くなります。
その結果、特に骨盤周りにだるさや痛みを生じるのです。
生理にともなう腰痛の対処法としては、下痢や腹痛と同様に血流をよくすることが大切です。
血流をよくするためには、身体を冷やさないよう衣服を調節したり、カイロなどを使用してもよいでしょう。
また、軽い運動もおすすめです。

生理痛の悩みはピルで調整しよう!

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ピルのイメージ画像

ピル」という言葉を耳にしたことがある方は多いかもしれません。
ここでは、生理痛の軽減にも使用されているピルについてご紹介します。

ピルの効果 

まずピルとはどのようなものなのか説明します。
ピルとは、簡単に言うとホルモン剤です。
女性の生理周期に深く関係するプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)の2種類の女性ホルモンが配合されています。
このピルを服用すると、脳はこの2種類のホルモンが体内で分泌されていると判断して排卵を抑制します。

 

生理痛は、プロゲステロンの分泌量が多くなることによって生じます。
ピルを服用することによりプロゲステロンの分泌が抑えられるため、生理痛の軽減に役立ちます。

購入方法 

ピルは、他の薬と違って市販で購入することはできません。
ピルの購入方法は、次のようになります。

 

  • クリニックで処方してもらう
  • オンライン診療で処方してもらう

 

現在では、日本国内においてピルの市販が禁止されています。
基本的にはクリニックで診察を受けてピルを処方してもらいます。
最近では、オンラインで診療を行っているクリニックもあるので、必要があれば活用すると良いかもしれません。

使用時の注意 

ピルには、ホルモンの配合量の違いによって幾つかの種類があります。
一般的にピルと呼ばれているものは、1錠あたりにつきエストロゲン(卵胞ホルモン)の配合率が50ナノグラム以下の低用量ピルになります。
この低用量ピルの服用方法は、1日1錠を毎日決まった時間に服用します。

 

低用量ピルの重大な副作用としては、血栓症があげられます。
特に煙草を1日に15本以上吸われる方や肝機能障害のある方など、人によっては副作用のリスクが高まる可能性があるので注意が必要です。

生理はデトックスにもなる!

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定期的にくる生理には、デトックスの効果があります。
ここでは、生理がデトックスになる理由についてご紹介します。

老廃物の排出 

生理とは簡単に言うと「不要となった子宮内膜を排出すること」です。
女性は排卵が起きると、赤ちゃんを迎えるために子宮内膜が厚くなります。
そして妊娠が成立しない場合、この子宮内膜は血液と共にはがれ落ち体外へと排出されます。
これが生理です。

 

生理前の時期には、ホルモンの働きにより妊娠に向けて体内に水分や栄養素が溜め込まれます。
この時期には、食欲が旺盛になる方も多いのではないでしょうか。
そして、妊娠が成立せずに生理になると、血液や子宮内膜と一緒に体内に溜まった老廃物も排出されます。
体内に溜まった老廃物を排出するという点においては、生理中の下痢もデトックスにつながるといえます。

女性ホルモン  

前にも述べましたが、女性は生理周期によって分泌されるホルモンが異なります。

月経期(生理中) プロスタグランジンの分泌
卵胞期(生理終了~排卵まで) エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌
排卵期(卵子が卵胞から飛び出す期間) エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌最大
黄体期(排卵後~次の生理が始まるまで) プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌

 

排卵すると、エストロゲン(卵胞ホルモン)の働きによって子宮内膜が厚くなります。
排卵後は、プロゲステロン(黄体ホルモン)の働きにより、妊娠に向けて体内に水分や栄養素が溜め込まれます。
そして妊娠が成立しない場合には、プロスタグランジンの働きにより血液や子宮内膜と一緒に体内の老廃物も排出されます。

生理後の1週間は脂肪燃焼効果

生理周期の中でも効率的にダイエットをするなら卵胞期がおすすめです。
卵胞期とは、生理終了後から排卵日までの期間になります。
生理周期には個人差がありますが、28日周期の方であれば、生理初日から数えて7~14日頃が卵胞期となります。
この時期にはエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が活発になりますが、このエストロゲンには脂肪の燃焼を促す作用があります。
そのため、エストロゲンの分泌量が増える時期には、より脂肪燃焼効果が期待できます。

生理中の下痢におすすめの食べ物

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食べ物の中にも生理中の下痢対策につながるものが多くあります。
ここでは、生理中におすすめの食べ物をご紹介します。

冷え対策 

生理中の冷え対策として、身体を温める次のような食べ物がおすすめです。

  • 生姜

生姜には「ジンゲロール」という成分が含まれており、このジンゲロールは加熱や乾燥させることによって「ショウガオール」という成分に変わります。
ジンゲロールとショウガオールは、ともに身体を温める作用があります。

 

  • 玉ねぎ

玉ねぎには「アリシン」という成分が含まれており、このアリシンには血流を促す作用があるため、身体を温める効果が期待できます。
アリシンを効率よく摂るためには、できるだけ生で食べるのがおすすめです。

 

  • ココア

ココアには「テオブロミン」や「カカオポリフェノール」「フラバノール」「プロシアニジン」など、血流を促す作用のある成分がたくさん含まれています。

貧血 

生理中の貧血対策には、次のような食べ物がおすすめです。

  • レバー

レバーに含まれる「」には赤血球を作る作用があり、貧血には効果的とされています。
特におすすめなのは鶏レバーや豚レバーです。

 

  • 赤身の肉

レバー同様に、貧血に効果的な「鉄」が多く含まれています。
特におすすめなのは豚ひれ肉や牛レバーです。

 

  • 魚介類

特にマグロやカツオなどの赤身の魚やあさりやしじみなどに「鉄」が多く含まれています。

 

鉄を効率よく摂取するためには、鉄を多く含む食べ物と一緒に「ビタミンC」を多く含む食べ物を摂取するとより鉄の吸収率が高まります。

自律神経の安定

生理中に自律神経を安定させるためには、次のような食べ物がおすすめです。

  • 豆腐や味噌・納豆などの大豆食品

大豆には、ポリフェノールの一種である「イソフラボン」が含まれています。
このイソフラボンは、女性ホルモンの一つエストロゲンと似た働きをします。
イソフラボンには自律神経を安定させる作用があるため、生理痛にも効果があるといわれています。

 

  • バナナ

バナナに含まれる「トリプトファン」は、しあわせホルモンとも呼ばれる「セロトニン」を作るのに必要不可欠な成分です。
トリプトファンは体内では作ることができない成分なので、食べ物から摂取する必要があります。
セロトニンには精神を安定させる作用があります。

 

  • トマト

トマトには、脳や神経、血管をリラックスさせるGABAという成分が多く含まれています。
GABAにはアドレナリンの分泌を抑えてリラックスさせる作用があります。

 

生理 下痢に関するよくある質問

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カウンセリングを受ける女性画像

生理中にはなぜ下痢になるのか、生理中の下痢のメカニズムなどをご紹介してきました。
ここでは、生理の下痢に関してよくある質問をご紹介します。

生理中の下痢でお尻が痛くなります。どうしたら良いですか?

生理の下痢だけでなく、症状が酷くて1日に何度も下痢便がでると肛門に傷ができてしまう場合があります。
下痢便は排出時の勢いが強いため、肛門付近が切れやすくお尻が痛くなります。
特に治療の必要はなく、通常であれば2~3日程度で治るケースがほとんどです。
排便の際には、できるだけ肛門の周囲を清潔に保つようにしましょう。
また、痛みが続くようであれば、医療機関に受診することをおすすめします。

生理前におならがでるのですが、なぜですか?

排卵後から次の生理が始まるまでの黄体期には、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が増加します。
このプロゲステロンには、子宮の収縮を抑える作用があるとともに腸のぜん動運動にも影響を与えます。
プロゲステロンは腸のぜん動運動も抑制するため。この時期には便秘になりやすくなります。
便秘になると腸内環境は乱れて体内にガスが生じます。
通常であればガスは便と一緒に排出されますが、便秘の場合にはガスが外に排出されづらくなるため、おならの回数が増えてしまいます。

生理中に下痢の水分が多いのはなぜですか?

腸の内容物は、腸のぜん動運動によって肛門へと送られます。
通常の場合には、内容物に含まれる水分は腸内を移動する過程で体内へと吸収されます。
しかしながら、ぜん動運動が激しくなると腸内の内容物の移動速度が速くなり水分が体内へ吸収されにくくなります。
その結果、水分量の多い下痢便となって体外に排出されます。

生理中に下痢が起きることで痩せられますか?

結論からいうと、生理中の下痢で痩せることはあまり期待できません。
下痢の時の便は、ほぼ水分です。
腸内に溜まっている便は、腸のぜん動運動によって肛門へと送られて排出されます。
下痢便の場合には、腸のぜん動運動が激しくなって体内に吸収されるはずの水分が吸収されずに便として排出されます。
体内に水分が吸収されないので、酷い場合には脱水症状を引き起こします。
脱水症状によって多少体重が減少することはありますが、基本的に水分さえ摂れていれば体重はすぐに戻ります。

生理中に下痢と吐き気があります。対処法はありますか?

生理中には、下痢以外に吐き気やむかつきといった症状が生じることがあります。
これらの症状は、下痢と同様にプロスタグランジンの分泌量が増加することによって胃腸が収縮されて起こります。
生理中の下痢や吐き気の対処法としては、身体を温めて血行をよくすることが大切です。
また、胃腸に負担をかけないように、刺激の強い食べ物や消化の悪い食べ物は避けるようにしましょう。
ストレスも胃腸に負担をかけるので、日頃からストレスを溜めないようにすることも大切な対処法といえます。

生理中にお腹が弱い人向け、オススメの下着はありますか?

生理にともなう下痢や腹痛には、身体を冷やさないようにするのが大切です。
最近では、身体の冷え対策に特化したインナーも多く販売されています。
温めたい部位によっても様々な種類のインナーがありますが、特にお腹が冷えやすい方には腹巻がおすすめです。
下痢や腹痛の症状はお腹を温めると軽減することが多いので、腹巻を着用することによりお腹周りを温めることができます。
さらにシルクの素材のものを選ぶとより保温性が期待できます。

生理中に下痢を止めるオススメの市販薬はありますか?

生理にともなう下痢症状を止めたい場合には、婦人薬としても有名な生薬「シャクヤク」を配合した薬をおすすめします。
このシャクヤクを配合した漢方薬は、月経不順や生理痛、冷えといった女性特有の症状を整える薬としてよく使用されています。
市販で購入できる「ストッパエル下痢止めEX」にはこのシャクヤクが配合されています。腹痛をともなう下痢症状だけでなく身体の冷えにも効き目が期待できるので、生理中の下痢にはおすすめの市販薬です。

生理中の下痢が原因で婦人科へ相談に行った方はいますか?

生理中の下痢は珍しいものではないので、通常であれば過度に心配する必要はありません。
しかしながら、下痢の症状がひどく辛い場合であれば、婦人科に相談することをおすすめします。
症状によって、生理中の下痢の原因ともいえるプロスタグランジンの分泌を抑える薬や漢方薬などが処方されます。
また、生理中の下痢で低用量ピルの服用を希望される方は、婦人科で医師の診察が必要となります。

生理中、下痢が頻繁にあります。腹巻で対応し改善した方はいますか?

前にも述べましたが、生理中にはプロスタグランジンの分泌量が増える影響で身体が冷えやすくなります。
身体が冷えると、下痢だけでなく腹痛や吐き気、腰痛といった生理にともなう症状が悪化する可能性があります。
生理中に生じる諸症状は、特にお腹周りを温めて血流をよくすることで改善が見込めます。
腹巻にはお腹周りを温める働きがあるので、生理中、頻繁に下痢になるという方にはおすすめの対処法といえます。

生理 下痢のまとめ

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ここまで生理の下痢についてお伝えしてきました。
生理の下痢の要点をまとめると以下の通りです。

 

  • 生理中に下痢になる原因は、ホルモンバランスの変化や平滑筋と深い関わりがある
  • 生理中の下痢の対処法には、「身体を冷やさない」「食事に気をつける」「薬を服用する」「生活習慣の見直し」「ストレスをためない」といったものがある
  • 生理中の下痢のメカニズムは、生理前には便秘になりやすく、生理が始まると下痢になりやすい
  • 生理中の下痢におすすめの食べ物として、生姜や玉ねぎ、レバー、大豆製品などがある

 

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。