『薄毛治療は病院の何科』に行けば良い？病院治療のメリットは？【選び方・費用相場も解説】

aga治療
クリニック名	AGAスキンクリニック	湘南AGAクリニック	ゴリラクリニック	クリニックフォア	イースト駅前クリニック
aga治療	フィナステリドジェネリック1mg 月3,700円	フィナステリド錠剤 月3,000円	フィナステリド 月6,600円 トライアル2,980円	ミノキシジル内服（海外製） 月8,140円	フィナステリド28錠 3,800円
クリニック数 （2023年2月時点）	全国57院	全国108院	全国22院	全国10院	全国31院
公式サイト PR	AGAスキンクリニック 公式HP	湘南AGAクリニック 公式HP	ゴリラクリニック 公式HP	クリニックフォア 公式HP	イースト駅前クリニック 公式HP

※aga治療は、自由診療のため保険適用外です。

病院での薄毛治療とは

薄毛の悩みは、病院で相談・治療することが可能です。

しかし、病院で薄毛治療ができることを知っている方や、実際に病院を受診したことがある方は多くはありません。

全国に育毛サロンを展開している株式会社バイオテックが、抜け毛に悩んでいる方を対象にアンケート調査を行ったところ、「7割以上の方が病院（皮膚科）へ相談をしに行ったことはない」と回答している旨を紹介しています。

薄毛の原因にはAGA（FAGA）や病気など、自力では改善が難しい場合もあります。

体に熱や痛みなどの不調があらわれたときに病院を受診するのと同じように、薄毛や抜け毛で悩んでいる場合も病院へ行って相談・治療することがよいでしょう。

出典：BIOTECH「抜け毛がひどいときの対策は皮膚科でいいの？」

薄毛治療で病院に行く時の診療科目は？

いざ、薄毛治療で病院へいくと決めたとき、気になるのは「どの科を受診すればよいか」です。

目に異常を感じた場合は眼科、怪我をして打ち身や打撲がひどい場合は整形外科などのように、薄毛や抜け毛にはわかりやすい診療科目はありません。

そのため、どうしたらよいか迷う方は多いのではないでしょうか。
薄毛治療で病院に行くときは、以下の診療科目を受診しましょう。

• 皮膚科・内科
• 薄毛治療専門のクリニック

ここでは、それぞれの特徴を詳しく解説いたします。

皮膚科・内科

頭皮や毛髪は、医学的に「皮膚」に分類されるため、薄毛は皮膚科で扱うことが多い症状のひとつです。

また、薄毛は鉄欠乏性貧血や甲状腺機能亢進症などの病気が原因で起こる可能性もあるため、内科で相談・治療することも可能です。
それぞれの科を受診するときの選び方（目安）は以下の通りです。

• 皮膚科

抜け毛と併発して、皮脂が多く頭皮がベタベタするなどの症状がある場合、頭皮にかゆみや赤みを伴う場合など。

• 内科

家系に薄毛の方が多い場合や体調不良があり別の病気が懸念される場合、頭皮以外の体毛にも脱毛の症状が見られる場合など。

なお、総務省統計局が整備したデータによると、令和元年時点で最も設置数が多い診療科目は内科です。

施設数に対して内科は9割を超えているため、受診しやすい環境があることが伺えます。
薄毛に悩んでいるけれど、いきなり薄毛治療専門のクリニックを受診するのはハードルが高いという方は、薄毛に伴う症状を理解した上で、お近くの内科または皮膚科を受診してみるのがおすすめです。

出典：e-stat「医療施設調査 令和元年医療施設（動態）調査 全国編」

薄毛治療専門クリニック

皮膚科・内科以外では、薄毛治療専門のクリニックで診てもらうことが可能です。

薄毛や抜け毛に悩み始めたら、皮膚科・内科よりも専門クリニックで相談・治療することを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。

薄毛治療専門のクリニックは、薄毛・抜け毛のトラブルを専門的に扱っているため、皮膚科・内科と比べてより専門性の高い治療を受けられるのが特徴です。

とくに、薄毛の原因がAGA（男性型脱毛症）である場合におすすめで、過去の治療経験やノウハウをもとに患者一人ひとりの悩みに寄り添った適切な対応が期待できます。

男性専用・女性専用の薄毛治療専門のクリニックもあるため、異性の目を気にせずに通える環境づくりもされています。

皮膚科・内科と薄毛治療専門クリニックの違い

病院で薄毛治療を診てもらう際、薄毛の対応をしている受診先（診療科目）がわかっても、皮膚科・内科と専門クリニックでは、どちらを選べばよいか迷う方は多いかと思います。

そんなときは、以下3つのポイントに注目してみましょう。

1. 薄毛専門の知識を持った医師が常駐しているかどうか
2. 投薬治療以外に治療が可能かどうか
3. 発毛促進にフォーカスした治療が可能かどうか

ひとつずつ詳しくみていきましょう。

違い①薄毛専門の知識を持った医師が常駐しているかどうか

皮膚科・内科、薄毛治療専門のクリニックは、どちらでも薄毛を治療することが可能です。

しかし、治療が可能でも薄毛専門の知識を持った医師がいるかどうかは医療機関によって異なります。
特に、皮膚科・内科は、それぞれの専門分野ではあるものの、薄毛治療専門のクリニックと比べると「薄毛専門の知識を持った医師」がどのくらい在籍しているかわかりにくいのが現状です。

皮膚科・内科では薄毛のみを扱っているわけではないため、たとえ知識を有している医師が在籍していても、毎回の診察時に対応してくれるとは限りません。
それに比べて薄毛治療専門のクリニックは、薄毛専門の知識を有した医師が存在し、症例の扱いも豊富です。

そのため、薄毛専門の知識を持った医師が”常駐”しているかどうかという点が違いになります。

違い②投薬治療以外の治療が可能かどうか

薄毛の原因によっても異なりますが、薄毛治療には内服薬や外用薬を使用する投薬治療のほかにもさまざまな治療方法があります。

たとえば、植毛や増毛、レーザー治療、薬剤を注射器で直接頭皮に注入する注入治療（メソセラピー）などです。

しかし、通常皮膚科・内科では投薬治療以外の治療は受けられないことが多いです。
そのため、投薬治療以外の治療が可能かどうかが異なります。

通いやすさを重視して近くの皮膚科を選んだら、自分が希望する治療方法は取り扱っていなかったという可能性もゼロではありません。

どのような治療方法を取り入れているのか事前に確認しておくことが大切です。
なお、薄毛治療専門のクリニックでは、投薬治療にレーザー治療や注入治療など他の治療方法を組み合わせているケースがあります。

ホームページなどで紹介しているところが多いので、情報収集してみましょう。

違い③発毛促進にフォーカスした治療が可能かどうか

薄毛治療には、薄毛・抜け毛を抑制する治療と発毛（育毛）を促進する治療があります。

しかし、皮膚科・内科では主に、投薬治療による薄毛・抜け毛の進行を抑制する治療が一般的であるため、発毛を促進する効果は期待できません。

一方、薄毛治療専門のクリニックは投薬治療に加えて、注入治療やレーザー治療、植毛などの治療にも対応していることが多いため、発毛を促進する効果も期待できます。

つまり、発毛促進に焦点を当てた治療が可能かどうかが異なります。

薄毛治療に何を求めるかによっても選ぶべき受診先は違ってくるため、発毛の促進効果が期待できる治療が受けられるかどうかも重要です。

薄毛を病院で治療するメリット

薄毛を病院で治療するメリットはさまざまです。

ここでは、皮膚科・内科で治療するメリットと薄毛治療専門のクリニックで治療するメリットをそれぞれ解説いたします。

皮膚科・内科で治療するメリット

薄毛を皮膚科・内科で治療するメリットは以下の通りです。

• 通いやすい

皮膚科や内科を併設している医療機関は多いため、生活圏内で通いやすい傾向があります。

• 人の目が気にならない

薄毛治療専門のクリニックに通っていることを人に知られたくない方や恥ずかしさを感じる方でも、人の目を気にすることなく通院しやすい傾向があります。

• AGA以外が原因の薄毛にも対応できる

皮膚疾患や甲状腺の異常が薄毛の原因になっている場合、すぐに病気の治療に移ることができます。

出典：駅前AGAクリニック「薄毛の治療は皮膚科でもできるの？皮膚科を受診するメリットやデメリットを紹介！」

薄毛治療専門クリニックで治療するメリット

薄毛を薄毛治療専門のクリニックで治療するメリットは以下の通りです。

• 治療方法が豊富

投薬治療だけでなく、注入治療やレーザー治療など幅広い治療方法を取り入れているため、ひとつの治療方法で効果が得られなくても、治療方法を変更して対応できます。

• オーダーメイドの治療が受けられる

豊富な治療実績を活かして、患者一人ひとりに合ったオーダーメイドの治療方法が受けられます。

• 薄毛治療の専門医が常駐している

正しい髪のケア方法や髪の成長におすすめな栄養素など、医療的な治療方法以外のアドバイスも受けられます。

薄毛治療する病院の選び方

薄毛を治療する病院を選ぶ際のポイントは主に以下の3つです。

1. 継続治療ができそうかどうか
2. 治療実績や口コミ・評判が信頼できるかどうか
3. 治療方法が豊富かどうか

ひとつずつ詳しくみていきましょう。

①継続治療ができそうかどうか

薄毛治療には時間がかかります。

なかでもAGAは進行性の脱毛症のため、完全に治すのが難しく、長く治療を続ける必要があります。

当然時間がかかればその分、治療費も嵩むため、継続して治療することが可能かどうかで病院を選ぶのもポイントです。

使用する薬や治療方法など薄毛治療にかかる費用は医療機関ごとに異なるため、毎月の費用を算出して治療を継続しても生活に支障がないかどうかで判断しましょう。

②治療実績や口コミ・評判が信頼できるかどうか

治療実績の豊富さで医療機関を選ぶのもおすすめです。

薄毛治療は、原因が同じでも人によって治療方法が合う方と合わない方がいます。
治療実績が豊富＝多くの症例に向き合ってきたという一つの目安になります。

また、医療機関の口コミや評判を確認し、その情報が信頼できるかどうかも大切なポイントです。

薄毛治療は時間をかけて取り組む必要があるため、治療効果だけでなく医師やスタッフとの相性も大切になってきます。

治療実績が豊富なところか、良い口コミ・評判が信頼できる医療機関を選びましょう。

③治療方法が豊富かどうか

薄毛治療は投薬治療がメインです。

しかし、薬を使用することで人によっては副作用がでる可能性があります。
使用した薬が自分の体質に合わなかった場合に、薬や治療方法を他に変更することができるよう、治療方法が豊富かどうかで医療機関を選択するのがおすすめです。

副作用がでていなくても、治療の効果が感じられない場合もあるため、より効果が高く自分に適した治療が行えるよう選択肢が多い医療機関を選択しましょう。

数種類の薬を併用したり、異なる治療方法を組み合わせて自分に合った治療方法を見つけることが大切です。

薄毛を病院で治療する時にかかる費用

薄毛を病院で治療するときにかかる費用は医療機関ごとに異なります。

とくに、一般病院に併設されている皮膚科・内科では初診料がかかることがほとんどですが、薄毛治療を扱っている美容皮膚科や薄毛治療専門のクリニックでは、初診料がかからないケースもあるため、初期費用から差が生まれます。

また、薄毛の原因が皮膚疾患や病気の場合、保険が適用されるため、その点でも差があります。

そのため、ここでは”AGAの治療”にかかる費用相場について取り上げます。
AGAの治療には、大きくわけて「薄毛・抜け毛の抑制」と「発毛（育毛）の促進」の2つがあります。

使用する薬や治療方法によって異なりますが、治療にかかる費用相場は以下の通りです。

また、必要に応じて上記金額に血液検査料（無料～5,000円程度）がプラスされるため、治療を受ける医療機関の料金設定を確認しておく必要があります。

出典：CLINIC FOR「値段」
出典：AGAヘアクリニック「AGAの治療費用・料金」
出典：＆ BEAUTY「AGA治療の費用相場は？保険適用はされる？薬ごとの値段・費用や安く治療できるコツを紹介！」
出典：男性ホルモン研究所「AGA治療は保険適用になる？治療費用の相場や保険適用になるケース」

病院での薄毛治療でも手遅れになることはある？

頭皮に全く髪の毛が生えていない・毛穴がない場合、AGAや薄毛治療では手遅れの状態と判断されることがあります。

なぜなら、毛根が死滅していると判断されるからです。
髪の毛は、毛根の中の毛母細胞が分裂・増殖することで成長します。

しかし、毛根が死滅すると毛母細胞は分裂することがないため、治療を開始しても効果が実感できません。
手遅れの状態になる前に、治療を開始することが大切です。

治療開始が遅くなれば遅くなるほど、使用する薬の種類が増えたり、複数の治療方法を併用したりしなければいけない可能性があります。

薬の種類や治療方法が増えると、治療費がその分多くかかってしまうだけでなく、治療で精神的に疲弊してしまうこともあります。

そのため、薄毛治療は早期発見・早期治療がカギと言えます。

特に、AGAは、放っておくとどんどん薄毛の症状が進行してしまうため、少しでも薄毛・抜け毛が気になり出したら、躊躇せず医療機関に相談することがおすすめです。

出典：岡山中央クリニック「薄毛治療に手遅れはありますか？」
出典：TEN LABO「【医師監修】AGAは放置すると手遅れになる！早期治療が大切な理由とクリニックの選び方を解説」

薄毛治療の病院に関するよくある質問

薄毛治療の病院についてよくある質問をまとめています。

治療開始後すぐの抜け毛や保険適用の有無など、心配なことや気になることがある方はぜひ参考にしてみてください。

薄毛治療を病院で始めてすぐに抜け毛が増えたのは何故ですか？

初期脱毛と呼ばれる薬の副作用が原因です。

新しい髪の毛が古く弱った髪の毛を押しのけて発毛するときに一時的にあらわれる症状で、薄毛治療を開始して10日～1ヶ月半程度の間に起こります。

抜け毛が増えることで驚く方が多いですが、治療効果がきちんと出ている証拠であるため、心配する必要はありません。
個人差はありますが、初期脱毛はほとんどの場合、2ヶ月程度で落ち着きます。

その後、髪の毛の太さや量に変化が感じられるようになりますよ。

出典：AGAメディカルケアクリニック「【AGAクリニック監修】初期脱毛の終わる兆候や期間、ミノキシジルなど使用薬についても解説」

保険適用はありますか？

薄毛治療は大半の場合、保険が適用されません。

治療をしなくても生命に危険が及ぶ病気とはされていないからです。
ただし、頭皮のトラブル（脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎、円形脱毛症）や鉄欠乏性貧血、甲状腺の疾患などが原因で薄毛の症状が引き起こされている場合、保険が適用されることもあります。

薄毛はAGA（保険適用外）が原因だと思っていたけれど、病院へ行ったら別の疾患であることがわかったというケースも少なくないため、医療機関を受診して保険が適用されるかどうか確認しましょう。

市販の育毛剤で薄毛は治りませんか？

市販の育毛剤でも薄毛が治らないということはありません。

ただし、個人差があるため、全ての方に効果が期待できるとは限りません。
気軽に購入できるメリットはありますが、自分に合った市販薬を見つけることが難しいというデメリットもあります。

その点、医療機関で処方される薬は、医師に相談することで薄毛の原因や患者それぞれの症状・体質にあった治療薬が選択できるため、より高い効果が期待できると言えます。

とくに処方薬は、市販薬よりも薬の成分濃度が高いものもあるため、市販では手に入らない治療薬を購入できるメリットもあります。

ただし、成分濃度が高い処方薬は薄毛治療の効果が見込める反面、副作用のリスクも高まります。
メリット・デメリットを理解した上で使用する薬を選ぶことがおすすめです。

出典：Dクリニック「育毛剤・発毛剤について Q＆A」

薄毛治療の病院は何科に行くかまとめ

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※aga治療は、自由診療のため保険適用外です。

ここまで薄毛治療の病院は何科に行くかについてお伝えしてきました。
薄毛治療の病院は何科に行くかの要点をまとめると以下の通りです。

• 薄毛治療は皮膚科や内科、薄毛治療専門のクリニックで相談・治療できる
• 皮膚科・内科と薄毛治療専門のクリニックとの違いには、「薄毛専門の知識を有する医師が常駐しているか」「投薬治療以外の治療が可能か」「発毛促進に焦点を当てた治療が可能か」が挙げられる
• 受診する医療機関を選ぶポイントは、「継続治療ができるか」「治療実績や口コミ・評判が信頼できるか」「治療方法が豊富か」などである
• 薄毛治療は、大半の場合保険が適用されないが、薄毛の原因によっては保険が適用されることもある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。