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薄毛・抜け毛は男性だけでなく、女性も病気やホルモンの変化、ストレスなど、あらゆることが原因で経験することがあります。
今回は女性の薄毛について、その原因や治療法などについて解説していきます。
目次
女性の薄毛の兆候
薄毛による抜け毛はさまざまな形で現れてきます。
急に髪が抜けることもあれば、時間をかけて徐々に薄くなっていくこともあるので、自分の薄毛のパターンを理解するために気づいた変化や経験した症状を記録しておくとよいかもしれません。
特定の徴候は以下の通りです。
髪の毛が全体的に薄くなる
頭頂部が徐々に薄くなるのは、最も一般的な脱毛のタイプです。
男性は生え際が後退する傾向がありますが、女性は一般的に分け目が広くなることに気づきます。
斑点状の薄毛
円形であったり、斑状であったりします。
髪が抜ける直前に肌がかゆくなったり、痛みを感じたりすることもあります。
数本の髪の毛が一気に抜ける
特に精神的、肉体的な外傷を負った後に、非常に急激な脱毛を経験することがあります。
洗髪時や、髪をとかしている時に髪が抜けてしまい、全体的に薄毛になることがあります。
次に、主な脱毛の種類と原因について見ていきます。
＼女性の薄毛にも対応！／
女性の脱毛症の種類
脱毛症とは、簡単に言うと "髪が抜ける "という意味です。伝染するものでも、神経に起因するものでもありません。遺伝やヘアケア方法、免疫系が毛根を攻撃するきっかけとなるものなど、さまざまな原因があります。
FAGA
遺伝など原因で起こる女性型脱毛症です。
女性の薄毛の主な原因であり、一般的に12歳頃から40歳頃の間に始まります。
男性の場合は生え際の後退やM字型の薄毛として認識されがちですが、女性の場合は全体的に薄くなります。
円形脱毛症
頭や体に突然起こる斑状の脱毛です。
通常、1つまたは複数の丸い形の薄毛から始まり広がっていきます。
瘢痕性（はんこんせい）脱毛症
髪が抜け落ち、毛包が瘢痕組織と置き換わっていきます。
外傷性脱毛症
ヘアスタイリング方法の結果として髪が抜け落ちるものです。
高温のクシやドライヤー、縮毛矯正器、特定の化学物質を使用して髪を染めたり、まっすぐにしたりすると、毛幹が折れてしまうがあります。
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女性の薄毛を引き起こす主な原因
更年期とホルモンバランスの乱れ
女性は更年期になると、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンの分泌が減少するため、抜け毛が増えることがあります。
更年期ホルモンバランスの乱れは月経周期の乱れ、乾燥肌、寝汗、体重増加、膣の乾燥といった症状にもつながります。
このような体への負担が増えることで、薄毛や抜け毛の悪化につながることもあります。
ストレス
精神的、肉体的なストレスがかかると、抜け毛につながることがあります。
家族の死や大きな手術、重い病気などは、体内で髪の生成などの特定のプロセスを停止させることがあります。
ストレスとなる出来事が起こってから、抜け毛が見られるようになるまでの期間は3カ月ほどなので、すぐにきっかけを特定することはできないかもしれません。
しかし、髪が薄くなってきたという方は、生活の中で相当なストレスを感じるような出来事や状況がないかを思い返してみましょう。
ストレスによる抜け毛は、一般的に一時的なものです。
心当たりのある環境から脱却することで、毛包が再び生産を始めると髪の毛も成長し始めるかもしれません。
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女性の薄毛治療法
ストレスや妊娠・更年期などのホルモンの変化による抜け毛は治療の必要がない場合もあり、抜け毛は体が慣れてくれば自然に止まる可能性が高いです。
栄養素の不足も、基礎疾患が原因でない限りサプリメント以上の治療を必要としないことが多いようです。
抜け毛の原因となっている病気は、症状だけでなく、その全容に対処するために直接治療する必要があります。
とはいえ、FAGAやその他の脱毛症による抜け毛には、さまざまな薬や治療法が考えられ、治療効果を得るには、1つの治療法、または複数の治療法を数カ月から数年間使用する必要があります。
ミノキシジル
ミノキシジルは外用薬として液体と泡状がある市販薬です。
毎日頭皮に塗布するもので、抜け毛を防ぎ、発毛を促進するためには、通常、数カ月から数年にわたる長期的な使用が必要です。
ミノキシジルには内服薬もありますが、クリニックにて診断を受け、処方してもらう必要があります。
エストロゲン療法
以前ほど広く使われてはいませんが、ホルモン補充療法は、男性型脱毛症の治療法のひとつです。
エストロゲン療法は減少したホルモンレベルをサポートするために、エストロゲンというホルモンを供給することに重点を置いています。
ただ、出産適齢期の女性がこの薬を服用し、経口避妊を希望する場合は、医師に相談する必要があります。
副腎皮質ステロイド
円形脱毛症による脱毛のある女性は、コルチコステロイドを患部の複数の部位に注射する治療を検討することができます。
早ければ4週間ほどで発毛が認められ、4～6週間ごとに治療を繰り返すことができます。
注射の副作用として、皮膚の萎縮や頭皮の菲薄化があります。
副腎皮質ホルモンの外用薬もありますが、必ずしも効果が高いわけではありません。
また、副腎皮質ホルモンを内服すると副作用が出ることがあるので、実施する前に医師としっかりと確認しておきましょう。
自毛植毛
自毛植毛手術は、頭皮の一部から毛髪を採取し、薄毛部分に移植します。
女性の薄毛の特徴として、薄毛の部分が集中するのではなく、毛髪が分散し、ボリュームが少なくなるため、自毛植毛は女性型脱毛症の治療法としては一般的ではありません。
また、感染症やショックで移植した部分から髪が抜けてしまうなどのリスクもあるため、治療を受ける場合は体調面などを医師にしっかりと伝えるようにしましょう。
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まとめ
薄毛が進行してきたと感じたら、原因を突き止め、早めに治療を開始するのが一番です。
ミノキシジルなどの市販薬は、ある種の抜け毛には効果がありますが、それとは別の健康状態が抜け毛を引き起こすこともあるので、処方前に医師に相談することが大切です。
かかりつけの医師や皮膚科医、薄毛治療のクリニックにて症状や気になる点を伝え、薄毛・抜け毛の原因を診断してもらい、治療計画を一緒に考えていくことがおすすめです。
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