生理周期が短い理由を年代別に解説!生理周期が短い場合の対処法を紹介!

  • 2022年11月9日
  • 2022年11月13日
  • ピル

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生理周期が短いのは異常なの?」
「生理周期を元に戻すにはどうしたらいいの?」
生理周期がいつもより短いと心配になりますよね。
そんな心配をなくしていただくために、生理周期が短いことに関して知っておくべき様々な知識を解説します。
本記事では生理周期が短いことについて、以下の点を中心にご紹介します。

  • 生理周期が短くなる原因とは何か
  • 生理周期が短くなった場合は、どうすれば良いのか
  • 生理周期が短い原因は、年齢によってどのように異なるのか

生理周期が短いことに関して正しい知識を付けるためにも、ご参考いただけますと幸いです。

目次

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生理周期が短い原因

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生理周期が短くなる主な原因を3つご紹介します。
原因を知ると対策もしやすくなるため、しっかり覚えておきましょう。

生理周期が短い原因①ストレス

生理周期を短くする1つ目の原因は、ストレスです。
生理前は、不安や抑うつ気分を抱えやすかったり、仕事や家庭などで疲労していたりすると、ストレスに敏感となる傾向にあります。
ストレスを抱えていると、脳にある視床下部という部分に影響を与え、自律神経を調節する機能に異常をきたします。
その結果、卵巣や黄体から女性ホルモンが分泌されにくくなってしまい、体内のホルモンバランスが崩れます。
ホルモンバランスが不安定になると月経不順を引き起こしやすくなるため、生理周期が短くなることがあります。
一方で、ストレスは生理前の血行の悪さ、冷え、動悸なども引き起こすことがあり、ストレスを調節することは様々な側面から大切となってきます。

生理周期が短い原因②水分不足

生理周期を短くする2つ目の原因は、水分不足です。
成人の体内の60%以上は「体液」と呼ばれる水分で構成され、ホルモン分泌に重要な役割を果たしています。
ホルモンが細胞表面上の受容体に結合することで、そのあとに続くシグナルが伝達され、再びホルモンの分泌が必要かどうか決まります。
このホルモンバランスの調節に水分が関わっているため、水分が不足するとホルモンバランスが崩れてしまいます。
女性ホルモンも例外なくその影響を受けます。
女性ホルモンである黄体ホルモンは、子宮内膜を肥厚させ着床後に妊娠を継続させる働きを持ちます。
しかし水分不足になると、黄体ホルモンの働きが抑制されるため、妊娠に備えられず生理周期が短くなってしまいます。
したがって、水分不足は生理周期を早める原因となります。

生理周期が短い原因③辛いものの食べ過ぎ

生理周期を短くする3つ目の原因は、辛いものの食べすぎです。
辛いものの代表である唐辛子には、辛味成分として「カプサイシン」が含まれています。
カプサイシンは、脂肪燃焼により肥満を抑制したり、胃腸を健康にしたり、育毛を促進したりと、美容・健康にポジティブな効果が多くあるといわれています。
一方で、カプサイシンを摂取しすぎると身体に悪影響を与えることがあります。
カプサイシンを摂取し過ぎると、感覚神経が変性してしまいます。
感覚神経は女性ホルモンの働きを担っているため、カプサイシンの過剰摂取により女性ホルモンの分泌が抑制されます。
女性ホルモンの働きが抑制されるため、妊娠に備えられず生理周期が短くなってしまいます。
したがって、辛い物の食べ過ぎは生理周期を早める原因となります。


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生理周期が短い場合の対処法5選!

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生理周期が短い場合の主な対処法を5つご紹介します。
自宅で簡単にできるものばかりなので、ぜひ試してみましょう。

生理周期が短い場合の対処法①ストレスを減らす

生理周期を整える1つ目の方法は、ストレスを減らすことです。
生理前の気分障害や、仕事・人間関係などによる強いストレスは、ホルモンバランスや自律神経のバランスを崩し、生理周期を短くしてしまいます。
そのため、ストレスを発散することが生理周期を元に戻すための方法の一つです。
例えば、心が休まる音楽を聴くことで身体をリラックスさせ、副交感神経を活発化させることで落ち着くことが可能です。

これにより自律神経の乱れが克服され、ホルモンバランスも整います。
一方で、PMS(月経前症候群)の症状としてストレスを抱えることもあります。
この場合は、ピルを服用することで黄体ホルモンの分泌を抑制し、ストレス症状も減らすことが可能です。
また、カルシウムやビタミンCを摂取することも、ストレスを直接緩和させる方法として有効なので、覚えておきましょう。

生理周期が短い場合の対処法②水分をとる

生理周期を整える2つ目の方法は、水分をとることです。
水分不足は、黄体ホルモンの働きを抑制し、着床後の妊娠に備えられず生理周期が短くなる原因となります。
生理前にはPMSの症状としてむくみや体重増加が気になる方もいるでしょうが、水分補給を控えてしまうのは良くありません。
人間には1日あたり約1.2Lを飲み水として水分補給することが必要です。

生理周期のうち排卵後の体温が上昇しやすいですが、冷たい飲み物をたくさん摂取すると下腹部痛を導く恐れがあるため、控えることをおすすめします。
生理前の水分補給のコツとしては、常温の水や白湯などをこまめに摂取することです。
注意点としては、お茶には利尿作用があるとされているため、水分補給として摂取しないようにしましょう。

生理周期が短い場合の対処法③食事の見直し

生理周期を整える3つ目の方法は、食事を見直すことです。
PMSの症状や、腸内環境の乱れが生理周期に影響を与えることがあります。
したがって、これらを調節する食べ物を摂取することは、短くなった生理周期を整えるために非常に大切です。

まず、PMSをやわらげる食べ物としては、豆腐・味噌・納豆・豆乳などの大豆食品が存在します。
大豆食品にはイソフラボンが含まれており、女性ホルモンのひとつである卵胞ホルモンと類似の働きをします。
そのため、ピルを服用した時と同様にホルモンバランスを整え、生理周期を調節します。

また、ごぼう・きのこ・海藻類などには食物繊維が豊富に含まれており、積極的に摂取することで腸内環境を整え、生理周期の改善につながります。
このように、生理周期に異変がある場合は大豆食品や食物繊維を摂取することを意識しましょう。

生理周期が短い場合の対処法④睡眠の質を高める

生理周期を整える4つ目の方法は、睡眠の質を高めることです。
生理前の黄体期には、基礎体温が37℃近くまで上昇する時期があります。
通常睡眠中の体温は起きているときよりも低くなりますが、黄体期には睡眠中の体温も高いままとなってしまい、十分な睡眠がとれないことがあります。

したがって、質の良い睡眠をとることは、生理周期を整えるためにも必要となります。
睡眠の質を高める方法としては、自分に合った寝具を用いるようにしたり、寝る3時間前までに夕食をすませたりすることをおすすめします。

また、睡眠不足とならないために、睡眠中の部屋の温度や湿度を整えたり、寝るときは部屋の電気を暗くしたりすることも大切です。
睡眠時間については生理周期にあまり影響を与えませんが、7〜8時間は確保することをおすすめします。

生理周期が短い場合の対処法⑤ストレッチする

生理周期を整える5つ目の方法は、ストレッチすることです。
生理前には、プロスタグランジンが骨盤内で滞ることで血管が収縮するため、血行が悪く、生理周期にも悪影響を与えることがあります。
そのため、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動を実施し、全身の血行や代謝を改善することは非常に大切です。

ストレッチとして有効なのは、ラジオ体操やヨガなどがあります。
これらは小さな動きがほとんどのため、生理前の体調に敏感な時期に実施する運動として負担が少なくおすすめです。
ラジオ体操やヨガでは、身体全身を動かすことになるため、全身に血流が廻るようになり血行が良くなります。
ヨガについては、1つのポーズを1日に5回、3〜5セット実施するのが目安とされています。
ただし、生理前の運動によって負担を感じてしまっては意味がないので、決して無理はしないようにしましょう。


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高校生で生理周期が短いのはどうして?

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高校生では、最初のころは生理周期が不安定なまま続くことがあります。
高校生で生理周期が短くなる主な原因を3つご紹介します。

高校生で生理周期が短い原因①女性ホルモンのバランスが不安定

高校生で生理周期が短くなる1つ目の原因は、女性ホルモンのバランスが安定しないことです。
思春期(小学校高学年〜中学生の時期)は女性らしい体を獲得する時期であり、卵巣からエストロゲンという女性ホルモンが分泌され始め、初経を迎えます。

月経が始まってから数年間は、女性ホルモンの分泌が安定しないため、生理周期が乱れやすかったり、精神的に不安定な時期に入ったりします。
例えば、月に生理が2回来るなど周期が短くなることで、日常生活に支障をきたすことがあります。
したがって、女性ホルモンの分泌バランスが不安定な時期は、生理周期が短くなる原因となることがあります。

高校生で生理周期が短い原因②卵巣機能が未成熟

高校生で生理周期が短くなる2つ目の原因は、卵巣機能が未成熟なことです。
高校生の段階だと卵巣機能が未熟なため、「無排卵周期症」を引き起こすことがあります。これは月経のような出血はあるものの、排卵を伴っていない生理のことを指します。
正常な卵巣は、次のように働きます。

  1. 脳の視床下部・脳下垂体からの指令を受け、原始卵胞が成熟卵胞に変わる
  2. 成熟卵胞からエストロゲンが分泌され、子宮内膜は肥厚する
  3. 卵巣ホルモンが卵巣の成熟を脳に伝える
  4. 視床下部・脳下垂体からの指令を受け、排卵が起きる

このように卵巣機能が十分に働かないと、最終的な排卵まで機能しなくなり、生理周期が短くなってしまうのです。
したがって、卵巣機能が未熟なままだと、生理周期が短くなる原因となることがあります。

高校生で生理周期が短い原因③婦人科系の病気

高校生で生理周期が短くなる3つ目の原因は、婦人科系の病気を抱えていることです。
特に、「卵胞期短縮症」や「黄体機能不全」などの病気が隠れていた場合、月経不順を引き起こすことがありますので、ご紹介します。

卵胞期短縮症

卵胞期短縮症とは、正常な生理周期よりも卵胞期が短くなり、生理周期全体も通常の28日より短くなる状態です。
生理周期は、正常では25〜38日間続きますが、卵胞期短縮症では24日以下となる頻発月経を発症します。

黄体機能不全

黄体機能不全では、排卵後に黄体ホルモンが十分に分泌されません。
その結果、子宮内膜の肥厚が起こらなくなり、生理周期が短縮してしまいます。
このように、婦人科系の病気も生理周期を短くする原因となります。


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30代で生理周期が短いのはどうして?

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30代では、性成熟度や女性ホルモン分泌量がピークに達すると言われています。
この時期に注意するべき生理周期の短縮原因を2つご紹介します。

30代で生理周期が短い原因①自律神経の乱れ

30代で生理周期が短くなる1つ目の原因は、自律神経が乱れることです。
20代では安定していたホルモンの働きやPMSの症状が、30代になると乱れることが多々あります。
30代では、仕事、結婚、育児など、ライフステージが大きくかわる時期に差し掛かる女性が多く、自律神経が乱れやすくなります。

仕事については非常に忙しくなる時期であり、仕事上での人との付き合いにも疲れてしまうことが多いでしょう。
結婚や育児などは、生活環境が大きく変わる節目でもあり、日常生活が楽しく思える反面、大変な側面も同程度に現れます。
これらの変化はストレスとなって身体に襲いかかり、間接的に自律神経のバランスを崩してしまうことがあります。
自律神経の乱れは生理周期の短縮を招くため、30代で引き起こしやすい原因となるのです。

30代で生理周期が短い原因②婦人科系の病気

30代で生理周期が短くなる2つ目の原因は、婦人科系の病気を抱えていることです。
特に、「子宮筋腫」や「卵巣嚢腫」などの病気が隠れていた場合、月経不順を引き起こすことがありますので、ご紹介します。

子宮筋腫

子宮筋腫とは、筋肉でできた子宮の壁にできる良性の腫瘍です。
発症すると女性ホルモンの影響により徐々に大きくなり、下腹部痛や貧血などを引き起こすこともあります。
また、生理周期を短くする原因ともなります。

卵巣嚢腫

卵巣腫瘍のうち、卵巣に水がたまった袋(嚢腫)が存在し、ほとんどが良性で占められているのが卵巣嚢腫です。
ただし、ごく稀に悪性の場合もありますので注意が必要です。
腫瘍が大きくならない限り無症状のまま経過しますが、女性ホルモンは卵巣から分泌されるため、生理周期の短縮に影響を与えることがあります。


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40代で生理周期が短いのはどうして?

40代では、更年期障害や閉経が近づいてくる時期となります。
この時期に注意するべき生理周期の短縮原因を3つご紹介します。

40代で生理周期が短い原因①卵巣機能の低下

40代で生理周期が短くなる1つ目の原因は、卵巣機能が低下することです。
卵巣から分泌される女性ホルモンは30代後半から徐々に減りはじめ、卵巣の機能も少しずつ落ちていきます。
40代になると巣機能の働きが次第に弱くなり、女性ホルモンの分泌量が急激に減少し、閉経へと向かいます。

閉経へ向けた身体の変化により、月経が数か月に1回来たり、逆に1ヶ月に複数回来たりと、生理周期に乱れが生じると言われています。
このように、高校生の頃は卵巣機能が未熟であったが、40代では卵巣機能が低下することが原因となって無排卵となります。
したがって、40代では卵巣機能が低下することが、生理周期が短くなる原因となることがあります。

40代で生理周期が短い原因②更年期

40代で生理周期が短くなる2つ目の原因は、更年期障害です。
更年期を迎えると、生理周期や経血量が乱れる傾向にあります。
更年期の初期においては、卵巣機能が低下することでエストロゲンの分泌量が減少します。
この情報を脳が受け取ると、卵巣に対して大量のエストロゲン分泌を促すようになり、通常よりも生理周期が短くなることがあります。

個人差はありますが、月経が1ヶ月に複数回来たり、経血量が少なくなったりするなどの変化が訪れます。
このように、更年期には女性ホルモンの分泌バランスが崩れ、生理が短いサイクルで来るようになります。
したがって、40代では更年期を迎えることで、生理周期が短くなることがあります。

40代で生理周期が短い原因③婦人科系の病気

40代で生理周期が短くなる3つ目の原因は、婦人科系の病気を発症することです。
40代ではそれ以前に比べてホルモンバランスが大きく変化しやすいため、「卵巣がん」や「子宮体がん」などの病気が隠れていることがあり、注意が必要です。

卵巣がん

卵巣がんは卵巣に発生する腫瘍であり、卵巣腫瘍のうち「悪性腫瘍」に分類されるものです。
初期の段階には症状が出にくいですが、下腹部にしこりを感じたり、食欲がなくなったりするなどの初期症状が現れることがあります。

子宮体がん

子宮体がんは子宮がんの一種であり、子宮内膜から発生する腫瘍です。
子宮体がんでは、月経ではない期間や閉経後に出血があるなどの自覚症状を感じることがあります。
これらの病気は更年期障害と勘違いしやすいため、頭に入れておくようにしましょう。


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頻発月経って何?

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生理周期が短くなるタイプの月経を頻発月経と呼びます。
この項目では、頻発月経やその原因・対処法についてご紹介します。

生理周期が短いのは頻発月経の可能性がある

そもそも生理周期とは、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の順にこの周期を繰り返します。
月経期に生理が起き、肥厚した子宮内膜がはがれ落ち、体外に排出されます。
卵胞期では、卵巣から卵胞ホルモンの分泌が促され、排卵の準備をします。
排卵期には、卵子が卵胞から飛び出し子宮に向かう「排卵」が起こります。
黄体期に黄体ホルモンが分泌され、子宮内膜を肥厚させ妊娠の準備状態に入ります。

この生理周期は、正常では25〜38日の周期で回っており、各周期の日数差が6日以内であれば問題がないとされています。
しかし、「頻発月経」では生理周期が24日以下の短いサイクルとなってしまいます。
個人差はありますが、1ヶ月に2回以上生理が来たり、経血量が少なくなってしまったりすることがあります。

生理周期が短くなる頻発月経の原因

「頻発月経」の原因としては、卵巣機能の低下や未熟さが招く卵胞期短縮症や、ストレスや肥満が招く黄体機能不全などが考えられます。
卵胞期短縮症では、年齢を重ねたことで卵巣機能が低下していたり、初経からまもないために卵巣機能が未熟だったりします。

したがって卵胞が十分に成熟せず、その代償として下垂体からの性腺刺激ホルモンの分泌が増加し、卵胞期が短くなります。
黄体機能不全では、ストレスや肥満などが原因となり、黄体の機能が低下することで黄体ホルモンの分泌が減少してしまいます。
その結果、子宮内膜が十分に肥厚せずに脱落しやすくなるため、通常よりも黄体期が短くなります。

生理周期が短くなる頻発月経の対処法

生理不順を放っておくことは、妊娠に悪影響が出たり、更年期に見られる症状が早く出たりするリスクが上がります。
そのため、できるだけ早く生理不順を感知し、対策することが必要です
生理不順になった場合は、食事、睡眠、運動といった生活習慣を見直すことが大切です。

食事

1日3食、主食、主菜、副菜の揃った栄養バランスの整った食事をとるようにしましょう。
例えば、消化の良いものや、食物繊維の豊富な食事をとることをおすすめします。

睡眠

睡眠時間は7〜8時間を目安にしっかり確保しましょう。
また、質の良い睡眠をとるために、寝ている間の部屋の温度や湿度を適切に保ったり、寝るときは部屋の電気を暗くしたりすることをおすすめします。

運動

時間や回数を決め、ラジオ体操やヨガなどの軽い運動をするようにしましょう。
これらのストレッチを実施することで血行が良くなり、全身に栄養素がいきわたるようになります。


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生理と生理用品代について

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生理は基本的に毎月くるものであるため、生理用品代も積み重なると大きな負担となります。
生理用品に関わる負担を事前に頭に入れておくことは大切です。

生理用品代の生涯の負担額

個人差はあるものの、12歳で初潮を迎え、50歳で閉経するまでに毎月5日間の生理を経験すると仮定します。
その場合、女性は生涯で468ヶ月、2340日間の生理を経験すると試算されます。
毎月の生理用品代を1,000円(税込)と仮定すると、生涯で46万円以上にのぼります。
鎮痛薬やピルなど、その他に生理時に必要なものを含めると、生涯で50万円以上の経済的な負担がのしかかってきます。

生理期間が短いと負担はさらに増える

1ヶ月に複数回生理が来るなど、様々な理由で生理周期が短くなると、生理用品や医薬品を使う機会も当然増えてしまいます。
先述の通り、高校生、30代、40代のどの時期においても生理周期が短くなるリスクは潜んでおり、そのたびに生理用品代にかかる負担額が増加します。
また生理不順では、通常の生理よりも身体的・精神的な負担も大きく、仕事や育児にも影響が出てきてしまいます。

生理期間が短い時は婦人科を受診しよう

生理周期が短いことに気づいた場合は、婦人科を受診することをおすすめします。
生理周期の異変に早く気づくためには、普段から基礎体温を計測しメモしておくことが大切です。
基礎体温の推移を見ると、生理周期のうちどの期間が短かったのか、どのホルモンが原因となっているのかということを医師が推測しやすくなります。
婦人科を受診するためにもお金が必要となりますが、生理周期が短いまま生理用品代の負担が増えたり、病気のリスクを考えたりすると、受診する方が将来的な負担が減ります。
したがって、生理周期が短い場合は躊躇わず婦人科を受診するようにしましょう。


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生理周期 短いに関するよくある質問

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ここからは生理に関してよくある質問をQ&A形式でご紹介します。
生理について悩みがある場合は、ぜひご参照ください。

生理についてどこに相談すればよいですか?

生理に関して相談したいときは、女性の健康推進室「ヘルスケアラボ」(厚生労働省監修)を利用することをおすすめします。
女性が抱える月経のトラブルや更年期に関する悩みなどについて、幅広く医師が解説してくれているため、参考にしてみると良いでしょう。
生理に関する悩みを直接医師に相談したい場合は、こちらの相談窓口が利用可能です。
こちらも厚生労働省の研究班の医師が答えてくれるため、信頼して相談できます。

また、女性特有のさまざまな病気についてセルフチェックもできます。
産婦人科を受診する前に、一度自身の抱えている症状から病院に行くべきか否か判断してくれます。
それに加え、近くの病院を検索できるため非常に便利です。

生理周期はどのように進行するのですか?

生理周期とは、卵胞期、排卵期、黄体期、月経期の4フェーズに分かれ、正常で25~38日間かけて一周します。
ただし、1周が24日以下となる「頻発月経」や39日以上となる「稀発月経」においては、病気の科の末井も含めて、一度婦人科を受診することをおすすめします。
各期間はそれぞれ以下のような働きを示します。

  1. 卵胞期:脳からの指令により卵巣内で卵胞が育つ
  2. 排卵期:卵胞から卵子が飛び出て子宮に向かい、これを排卵と呼ぶ
  3. 黄体期:黄体ホルモンが分泌され、受精卵が無事に着床できるように子宮内膜を肥厚させる
  4. 月経期:生理が起き、妊娠が成立しなければ肥厚した子宮内膜がはがれ落ち、血液とともに体外に排出される

生理がこないときは何科に行けば良い?

生理周期が長くなり生理が遅れている場合は、産婦人科を受診することをおすすめします。
産婦人科の受診では、採血による血液検査や超音波検査での観察を通して、病気の有無や生理不順の原因を調べます。
血液検査では採血による痛みを伴うことがありますが、超音波検査では全く痛みを伴わず、身体に害もありません。
生理が遅れている場合は、生理予定日から10日〜14日以内に受診するようにしましょう。
原因の特定や治療がスムーズとなり、将来的な病気や不妊のリスクを避けられることがあります。

また、産婦人科を受診する際は、毎日の基礎体温計測メモを持参するようにしましょう。
医師が生理不順の原因を特定する際の重要なヒントとなりますので、基礎体温を計測することを習慣づけておくことをおすすめします。

生理がこなくて不安です。まず何をすればよいですか?

生理が予定よりも遅れている場合は、まず生理周期や基礎体温変化などを確認したり、妊娠初期症状の有無をチェックしたりしてみましょう。
妊娠初期症状とは、通常より胸の張り、イライラ、眠気などのPMS症状が強く現れている状態を指します。
妊娠初期症状があったり、妊娠検査薬が陽性だったりする場合は、すぐに産婦人科を受診することをおすすめします。

また、妊娠していなくても、生活習慣の乱れによって生理不順を引き起こされる場合があります。
そのため、生理が予定日から6日以内の遅れである場合は、特に食事・睡眠・運動について一度見直してみると良いでしょう。
一方で、生理が予定日から7日以上遅れている場合は、病気のリスクがあるため、なるべく早く産婦人科を受診することをおすすめします。

1週間生理がこないのは大丈夫ですか?

生理予定日から1週間以上生理が来ない場合は、「稀発月経」と呼ばれる生理不順を発症しているとされ、妊娠または婦人科系の病気の可能性があります。
この場合は、生理予定日を過ぎてから10日〜14日以内に婦人科を受診し、血液検査や超音波検査などを受けることをおすすめします。
注意するべき症状としては、これ以前に生理不順が見られなかった方や、腹痛を伴う場合などです。
これ以前に生理不順がみられなかった方は、新しく生理を遅らせている原因が発生しているサインとなります。

また腹痛を伴う場合は、子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群など、婦人科系の病気が隠れている可能性を否定できません。
生理の遅れを放置してもデメリットしかありませんので、上記の症状が少しでも見られた場合は、婦人科を受診するようにしましょう。

生理周期は長いより短い方が良いですか?

生理周期の長さによる良し悪しは特にありません
生理周期は、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の順に周期的に繰り返します。
この生理周期は、正常では25〜38日の周期で回っており、各周期の日数差が6日以内であれば、妊娠のしやすさや生理痛などに違いはありません。

また、生理周期が24日以下の「頻発月経」や、39日以上の「稀発月経」は、正常範囲を超えており問題があるとされています。
稀発月経は、ホルモンバランスの乱れが原因となり、多嚢胞性卵巣症候群や高プロラクチン血症などの病気が隠れていることがあります。
頻発月経は、卵巣機能の低下が原因となり、卵胞期短縮症や黄体機能不全などの病気が隠れていることがあります。
これらは両者とも同等の危険性があるため、そこに差はありません。

生理周期が短いと妊娠しやすいですか?

生理周期が短くなると、不妊や流産を引き起こしやすくなるため、妊娠しにくくなります。
胎児をお腹の中で育てるためには、子宮内膜が十分に成長していることが必要となります。
正常では黄体期になると、子宮内膜は受精卵を受け入れるために肥厚しベッドのような役割を果たします。
この後の月経期には、妊娠していなければ子宮内膜は血液とともに外へ排泄されていきます。

しかし、生理周期が短くなるとそのサイクルが早いため、子宮内膜が予定よりも早く外へ排泄されてしまいます。
したがって、受精卵が守られず妊娠しにくくなりますし、妊娠したとしても胎児がお腹の中で育つ可能性は低くなります。

生理周期が長いと妊娠しにくいですか?

生理周期が長い傾向にある方でも、きちんと排卵期に排卵されていれば妊娠可能であり、問題ありません。
ただし、ホルモンバランスの乱れや不十分な卵巣機能などが原因となっている場合、妊娠しにくくなることがあります。
また、稀発月経では以下の病気が隠れている場合がありますので、気になる方は病院を受診することをおすすめします。

多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群は、卵胞が成熟するのに通常より時間がかかるため、排卵しにくくなるという病気です。
これによって生理周期が長くなったり、妊娠しにくくなったりします。

高プロラクチン血症

高プロラクチン血症とは、「プロラクチン」というホルモンが、血中で異常高値を示す病気です。
プロラクチンには生理を抑制する作用があるといわれており、出産とは関係のない時期に生理の調節をすることで稀発月経を招くことがあります。

1ヶ月に2回生理がくるのは病気ですか?

1ヶ月に2回かそれ以上生理が来るのは、病気でない場合と病気の場合があります。

病気でない場合

初経からまだ期間が浅い高校生においては、女性ホルモンのバランスが安定していなかったり、卵巣機能がまだ未成熟だったりすることが原因となる場合があります。
30代においては、「子宮筋腫」や「卵巣嚢腫」が原因となる場合があります。
40代においては、卵巣機能が低下したり、更年期障害を発症したりすることが原因となる場合があります。

病気の場合

高校生においては、まだ成熟しきっていない卵巣や黄体が十分に機能しないことで起こる「卵胞期短縮症」や「黄体機能不全」が原因となる場合があります。
30代においては、子宮の壁や卵巣に良性の腫瘍ができる「子宮筋腫」や「卵巣嚢腫」が原因となる場合があります。
40代においては、卵巣や子宮内膜に発生する「卵巣がん」や「子宮体がん」が原因となる場合があります。

生理中の性行為にリスクはありますか?

生理中に性行為をすると、ウイルスや細菌感染のリスクが上がったり、強い生理痛が襲ってきたりします。
生理は、子宮内膜が血液とともに外へ排出される黄体期のあとにやってきます。
つまり、生理中は子宮内膜が剥がれ落ちている状態であるため、性行為による衝撃によって子宮内部が傷ついてしまうこともあります。
男性器と傷口が触れることで、そこからウイルスや細菌が入り込み感染症を引き起こすリスクが上がるとされています。

また、生理中に性行為をすると妊娠するリスクも上がります。
特に生理周期が不安定であり、精子の寿命が尽きる前に次の排卵日が来てしまった場合、妊娠する可能性は十分に考えられます。
コンドームなどを用いて避妊した場合でも、感染や痛みなどを避けられないリスクがあるため、生理中の性行為は極力避けることをおすすめします。

おりものの色は生理周期が短いのと関係がありますか?

おりものの色は、生理周期の変化による影響を受けるとされています。
そもそもおりものとは、子宮頸部や子宮内膜などからの分泌物や古くなった細胞が混ざって流れ出る、粘性の液体を指します。
主な働きとしては、自浄作用により膣内を清潔に保ったり、精子が卵子までスムーズに到達するのを促進したりします。
生理周期が短いと1ヶ月に2回生理が来ることがありますが、そのうちの1回は中間期出血と呼ばれる不正出血だと考えられます。

しかし、その中に子宮がんなどの病気による不正出血が隠れていることがあり、この場合はおりものがピンク色や茶褐色に変色することがあります。
したがって、おりものの色が変色している場合は、病気の可能性も含めて医師に診察してもらうことをおすすめします。

生理周期が短いなら基礎体温を測った方が良いですか?

基礎体温は、継続的に測定し記録することで、生理周期の長短、排卵の有無、ホルモンバランスなどを把握でき、医師による診察もスムーズになります。
したがって、生理不順を抱えていなくても、毎日同じ時間に基礎体温を測定し記録しておくことを習慣化することが大切です。
仮に測定し忘れた日があったとしても、継続することで基礎体温の全体的な流れをつかめるのも体調管理をするときのメリットとなります。
測定した体温をグラフ化することも、全体の体温変化の流れをつかむためのヒントとなります。

また体温変化とともに、その日の体調や出来事なども記録しておくと、基礎体温の変化に影響を与える因子が見えてくることがあるため、意識しておくと良いでしょう。

生理周期において基礎体温はどのように変化しますか?

基礎体温は、生理周期を1周する間に低温期と高温期を経過します。
まず、月経期の始めから排卵期の排卵前までの14日間は低温期となり、基礎体温が0.1〜0.2℃程度低下します。
続いて、排卵期の排卵後から黄体期が終わるまでの14日間は高温期となり、基礎体温が0.3〜0.5℃程度上昇します。
個人差はありますが、高温期では基礎体温が37℃近くまで上がることもあり、日中に身体がだるく感じたり、眠くなったりする方もいます。

体温が上昇するのは黄体ホルモンの分泌が原因と考えられており、黄体期の前に正常な排卵がなされているという証拠を示していることになります。
ただし、黄体期が終わっても高温期が続いている場合は、妊娠している可能性も考えられます。


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生理周期 短いのまとめ

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本記事では、生理周期が短いことについてお伝えしてきました。
生理周期が短いことについて重要なポイントをまとめると、以下のようになります。

  • 生理周期が短くなる主な原因は、ストレス、水分不足、辛いものの食べ過ぎなどが考えられます。
  • 生理周期が短くなったときの対処法を、以下の表に示します。
ストレスを減らす 睡眠の質を高める
水分をとる ストレッチする
食事の見直し

 

  • 生理周期が短くなる原因について、年代ごとの違いを以下の表に示します。
年代 病気でない場合 病気の場合
高校生 ・女性ホルモンのバランスが不安定
・卵巣機能が未成熟
・卵胞期短縮症
・黄体機能不全
30代 ・自律神経の乱れ ・子宮筋腫
・卵巣嚢腫
40代 ・卵巣機能の低下
・更年期
・卵巣がん
・子宮体がん

この情報が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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