インフルエンザワクチンとは|接種時期や回数、効果、副反応

インフルエンザワクチンとは?

インフルエンザワクチンを接種することで、インフルエンザウイルスに感染して生じる呼吸器症状や重症化を予防することができます。

国内の報告によると、ワクチンを接種することでA型の60%、B型では40%を予防できるといわれています。

インフルエンザとは?

ウイルスにはA型とB型の2種類あり、毎年12月頃から流行が始まり、1月末〜2月上旬に流行のピークを迎える傾向があります。

インフルエンザウイルスに感染すると、発熱や頭痛、全身のだるさ、鼻水、咳などの症状があらわれます。万が一重症化すると、肺炎やインフルエンザ脳症などの合併症を引き起こすので注意が必要です。

インフルエンザワクチンの接種の費用は?

通常インフルエンザワクチンを接種する場合は「任意接種」となります。各自治体が実施している定期接種と異なり、費用を自己負担する必要があります。

費用は地域や時期によって異なりますが、3,000円前後で受けることができます。自治体によっては費用を補助してくれることもあるので、一度お住まいの自治体に確認しておくと良いでしょう。

インフルエンザワクチンの接種時期・回数は?


インフルエンザワクチンの摂取回数は年齢によって異なります。生後6ヶ月〜満13歳未満の場合は4週間の間隔を空けて2回、13歳以上の場合は1回の接種で問題ありません。

ワクチンを接種してから実際に効果が出るまでには2週間程度かかるので、インフルエンザが流行する前の10月末や11月頃にワクチンを接種すると良いでしょう。

インフルエンザワクチンの副反応や注意点は?

副反応

インフルエンザワクチンを接種した時に次の副作用が現れることがあります。その他にも気になる症状が現れたら、接種した病院に相談しましょう。

● 接種した部位の腫れ、痛み、赤み
● 発熱、頭痛、寒気
● 蕁麻疹や、呼吸困難、けいれんなどのアナフィラキシー

注意点

接種日に37.5度以上の「明らかな発熱」がある場合はワクチンを接種することはできません。

また過去に予防接種を受けた後、2日以内に発熱や全身性発疹などのアレルギーを疑う症状が現れたことがある人、けいれんの既往歴がある人は接種前にかかりつけ医に相談してください。