ピロリ菌検査

50歳以上の約半数の人が保菌しているといわれるピロリ菌。ピロリ菌は、胃炎や胃潰瘍、胃がんなどを引き起こす可能性があると考えられており、早めに検査して除去することが大切です。国際的にも、ピロリ菌は見つかり次第、除菌することが推奨されています。ピロリ菌の検査や、除菌は難しいものではありません。誰でも気軽にご相談ください。

除菌は飲み薬を1週間

ピロリ菌の除菌は、抗生物質2種類と胃薬の組み合わせを1週間使用して治療します。4週間後に除菌の判定を行い、まだ菌が残っていた場合には、別の抗生物質に変更してさらに1週間の追加治療を行います。
除菌成功率は95%以上となっています。

慢性胃炎

原因としてストレスやピロリ菌の感染によるものがほとんどです。胃がんとの関係も指摘されているので、気になる症状があればすぐ検査を受けましょう。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍

潰瘍患者のピロリ菌感染率は90%以上です。ピロリ菌が慢性胃炎を起こすと粘膜が弱くなり、胃・十二指腸潰瘍を起こすと考えられています。

胃がん

胃がんは胃に悪性腫瘍ができる病気で、日本人のがんによる死亡率第2位です。 ピロリ菌感染のない人から胃がんが発生することはごくまれです。また、ピロリ菌感染によって胃粘膜の萎縮が進むほど、胃がんが発生しやすくなります。