子供の咳止め|市販薬や簡単にできる方法

子供の咳について

喉の奥から肺に繋がる気道に、ほこりや花粉などの異物が外部から流入してくると、その異物を体から排除しようと咳が出ます。

風邪やインフルエンザなどの感染症にかかったときは咳によってウイルスや細菌を体外へと排出しようとしています。

特に子供の気管支は大人と比べて狭く粘膜も敏感であるため、原因が風邪やホコリに関わらず長引く傾向にあります。また大人と比べて重症化しやすいため注意が必要です。

子供の咳を止める方法は?

咳が出ているときは、次の方法を試してみると良いでしょう。

湿度を高める

空気が乾燥していると咳が出やすくなるので、部屋の湿度を高めるために加湿器などを使用すると良いでしょう。

また、早朝や夕方の冷たい空気が刺激となって咳が出ることがあるので、エアコンなどを上手に使用してください。

温かい飲み物をのむ

喉が乾燥していることで咳が出ていることがあるので、温かい飲み物や飲み物の蒸気を吸い込むことで、症状を楽にすることができます。

また、こまめに水を飲むことも咳の予防に効果的です。

上体を起こす

横になっているときに咳が出た場合は、上体を起こしてクッションなどにもたれかかるようにすると良いでしょう。上体を起こしても咳が続くようなら軽く背中を叩いてあげると少し楽になります。

市販薬を使用する

咳を止める市販薬には、カプセルや錠剤、シロップ、塗り薬、漢方など様々なタイプのものがありますが、自己判断で使用することは控えましょう。

感染症や慢性的な病気が原因で咳が出ていることもあるので、まずは病院を受診して医師と相談した上で市販薬を使用することをおすすめします。

なお、12歳未満の小児に「コデイン」という成分が含まれた薬を使用することは禁止されているので、注意が必要です。

子供が咳止めが必要になるときの病気は?

子供が咳をしているときは次のような病気の可能性があります。1週間以上咳が続いている場合は、気管支炎や肺炎など症状が悪化している可能性があるので、一度病院を受診してください。

● 風邪やインフルエンザ
● 気管支炎や肺炎
● 百日咳
● 小児気管支喘息
● クループ症候群

子供の咳止めを使う前に。予防するためには?

感染症を予防する

感染症を予防するために、外出から帰ってきたときには必ず手洗いうがいを行うようにしましょう。外出時にはマスクをすることも大切です。

部屋をきれいにする

ハウスダストなどを吸い込むことでも咳は出るので、部屋をこまめに掃除すると良いでしょう。部屋の空気が乾燥しているときも咳が出やすいので、加湿器などを使用することも大切です。