インフルエンザで解熱剤は使用できる?|種類や注意点

インフルエンザとは?

インフルエンザはインフルエンザウイルスの感染によって起こる病気です。感染すると1~3日間ほどの潜伏期間を経て、38度以上の急な発熱と共に、頭痛や関節痛、倦怠感などの症状が現れます。

年齢を問わずかかりますが、子供の場合は、熱性けいれんや中耳炎、肺炎、気管支喘息を併発したり、まれに神経症状を伴うインフルエンザ脳症に進行したりすることもあるため、急に高熱が出た場合は注意が必要です。

インフルエンザで解熱剤は使える?

インフルエンザは、発症すると高熱が出ます。その際、解熱剤を使うことで、一時的に熱が下がり体力が回復する場合もあります。

特に、子供や高齢者は高熱が続くことで体力が奪われやすいため、状況によっては解熱剤の使用を検討してもいいとされています。ただし、使える解熱剤と使ってはいけない解熱剤があるため、自己判断で使うのは控えてください。

また、熱が上がっている途中で解熱剤を使用しても、熱が下がらないことがあります。ウイルスの増殖に対して体が反応して熱が上昇しているため、解熱効果が打ち消されてしまうからです。

インフルエンザで使える解熱剤の種類は?

解熱剤には飲み薬や座薬などがあり、医師から処方される薬のほか、市販の薬もあります。

インフルエンザにかかって高熱が出たときに使える解熱剤は、「アセトアミノフェン」という成分を含んだものです。アセトアミノフェンは安全性が高いため、子供や高齢者にも使うことができ、副作用もほぼないとされています。

アセトアミノフェンを主成分とする市販の解熱剤には、以下のようなものがあります。

● カロナール
● 小児用バファリン
● 小中学生用ノーシンピュア

大人の場合は、「イブプロフェン」という成分を含む解熱剤も使うことができます。

インフルエンザで使用してはいけない解熱剤は?

一方で、インフルエンザの発熱に対して、使用してはいけないとされる解熱剤もあります。

● アスピリン
● ジクロフェナクナトリウム
● メフェナム酸

これらの成分を含んだ解熱剤を使用すると、けいれんなどの中枢神経の症状を発症して、インフルエンザ脳症と呼ばれる合併症を引き起こすことがあります。上記の成分が含まれた解熱剤は、インフルエンザの発熱では絶対に使用しないようにしてください。

インフルエンザで使える座薬の解熱剤は?

子供がインフルエンザに感染して高熱が出ると、座薬の解熱剤が処方されることがあります。インフルエンザの発熱に対して使用できる座薬は、以下のようなアセトアミノフェンを主成分とするものです。

● アンヒバ坐剤小児用
● アルピニー坐剤
● カロナール坐剤

これらの座薬を使用するときも、熱が上がりきってから使うようにしましょう。前述のように、熱が上がっている最中に使用すると、熱を下げる効果が打ち消されてしまうからです。