四種混合ワクチンとは|接種時期や回数、効果、副反応

四種混合ワクチンとは?

四種混合ワクチンを接種することで、ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオの4種類の病気を予防することが可能です。

ジフテリアとは?

ジフテリア菌に感染することで発症し、発熱や喉の奥に厚い膜ができるため呼吸困難に陥ります。

破傷風とは?

破傷風菌に感染することで発症し、「口が開きづらい」などの症状から始まり、最終的には全身の筋肉が固くなり呼吸ができなくなる病気です。

百日咳とは?

百日咳菌に感染することで発症し、「ヒュー」という笛を吹くような音がして、顔が赤くなるほどの咳が突然出るのが特徴です。重症化すると息ができずに命に関わる可能性のある病気です。

ポリオとは?

ポリオウイルスに感染することで発症し、かつて「小児まひ」と飛ばれたように小児期に麻痺を生じる病気です。

四種混合ワクチンの接種の費用は?

四種混合ワクチンは「定期接種」と定められているため、各自治体が接種費用を負担しています。子供が生後3ヶ月〜7歳6ヶ月未満のうちに4回であれば無料で接種することができます。

万が一7歳半以上でワクチンを接種する場合は自費診療となり、地域にもよりますが7,000円程度で受けることが可能です。

費用を補助してくれる自治体もあるので、一度病院や自治体に確認しておくと良いでしょう。

接種時期・回数は?

接種のスケジュールは次のように定められています。
● 1回目:生後3ヶ月
● 2回目:初回から3〜8週間空けて
● 3回目:2回目から3〜8週間空けて
● 4回目:3回目から6ヶ月以上空けて

4回目のスケジュールに関しては厚生労働省と日本小児学会で推奨している時期が異なるので、かかりつけの医師に相談して決めてください。

四種混合ワクチンの副反応や注意点は?

副反応

四種混合ワクチンの副反応としては、次のようなものが挙げられます。その他にも気になる症状が現れた場合は、念のため接種した病院に相談してください。

● 接種した部位の腫れや痛み
● 発熱
● アナフィラキシー

注意点

接種日に37.5℃以上の明らかな発熱がある場合は、ワクチンを接種することはできません。

また、過去に予防接種を受けた後2日以内に発熱や全身性発疹などのアレルギーを疑う症状を認めた人、過去にけいれんの既往歴がある人は、摂取前にかかりつけ医に相談してください。