おたふくかぜワクチンとは|接種時期や回数、効果、副反応

おたふくかぜワクチンとは?

おたふくかぜワクチンを接種することで、おたふくかぜの感染と、感染した際の重症化を予防することができます。日本ではおたふくかぜワクチンは「定期接種」として定められていませんが、2回定期接種している国では、おたふくかぜの発生者が99%減少しています。

おたふくかぜとは?

ムンプスウイルスに感染することで発症し、発熱と耳の下にある唾液腺に腫れや痛みが生じます。まれに重症化して、髄膜炎や脳炎、難聴、精巣炎などの合併症を引き起こすことがあるので注意が必要です。

おたふくかぜワクチンの予防接種の費用は?

おたふくかぜワクチンは「任意接種」扱いになるので、自己負担で接種する必要があります。

自治体によっては費用を補助してくれることがあるので、お住まいの自治体に確認しておくと良いでしょう。

おたふくかぜワクチンの予防接種の時期・回数は?

おたふくかぜワクチンは2回接種する必要があり、主な接種スケジュールは次の通りです。

● 1回目:1歳になったら早めに
● 2回目:小学校入学前の1年間

おたふくかぜワクチンの副反応・注意点は?

副反応

おたふくかぜワクチンの副反応としては、以下のようなものが挙げられます。それ以外にも気になる症状が現れた場合は、接種した病院に相談しましょう。

● 接種10〜14日後に微熱、耳の下や頬の後ろ、顎の下の腫れ
● 接種3週間後に無菌性の髄膜炎
● アナフィラキシー

注意点

接種日に37.5度以上の「明らかな発熱」がある場合はワクチンを接種することはできません。

また過去に予防接種を受けた後、2日以内に発熱や全身性発疹などのアレルギーを疑う症状が現れたことがある人、けいれんの既往歴がある人は接種前にかかりつけ医に相談してください。