日本脳炎ワクチンとは|接種時期や回数、効果、副反応

日本脳炎ワクチンとは?

日本脳炎ワクチンを接種することで、日本脳炎の感染や感染した場合に重症化を予防することができます。

ワクチンを4回接種することで、日本脳炎にかかるリスクを75〜90%減らすことができるといわれています。

日本脳炎とは?

コガタアカイエカという蚊によって媒介される日本脳炎ウイルスに感染することで、急な発熱や頭痛、吐き気が現れた後、急激に意識が低下し、けいれんや昏睡状態になります。

感染した人のうち約20〜40%の人が命を落とし、後遺症を残すこともある病気なので、必ずワクチンを予防接種しましょう。

日本脳炎ワクチンの予防接種の費用は?

日本脳炎ワクチンは「定期接種」に定められており、各自治体が費用を負担しているので、生後6ヶ月〜7歳6ヶ月未満のうちに3回(基本的には3歳から)、9歳〜満13歳未満のうちに1回であれば、無料で接種することができます。

上記期間以外に接種する場合は、「任意接種」として費用を自己負担する必要がありますが、約4,000円で接種できます。

日本脳炎ワクチンの予防接種の時期・回数は?

ワクチンは合計で回接種する必要があり、標準的なスケジュールは以下のとおりです。
● 1回目:生後6ヶ月〜7歳6ヶ月未満
● 2回目:初回から6日以上あけて
● 3回目:初回から6ヶ月以上あけて
● 4回目:9歳〜満13歳未満

子供の状態やお住いの地域によっては受けることができるタイミングが異なるので、年齢が近くなったら一度かかりつけの医師と相談しましょう。

日本脳炎ワクチンの予防接種の副反応・注意点は?

副反応

日本脳炎ワクチンの副反応としては、次のようなものが挙げられます。
● 接種した部位の腫れ
● 発熱
● アナフィラキシー

上記以外にも接種後に気になる症状があらわれた場合、念のため接種をした病院に連絡して相談しましょう。

注意点

接種日に37.5度以上の「明らかな発熱」がある場合はワクチンを接種することはできません。

また過去に予防接種を受けた後、2日以内に発熱や全身性発疹などのアレルギーを疑う症状が現れた事がある人、けいれんの既往歴がある人は摂取前にかかりつけ医に相談してください。