二種混合ワクチンとは|接種時期や回数、効果、副反応

二種混合ワクチンとは?

二種混合ワクチンを接種することで、ジフテリアや破傷風の2種類の病気の感染を予防でき、万が一感染した場合でも重症化することを防ぐことが可能です。

これらの病気は生後3ヶ月〜1歳頃に定期接種する「四種混合ワクチン」が存在し、二種混合ワクチンはその免疫効果を持続させるために接種します。

ジフテリアとは?

ジフテリア菌に感染することで発症し、発熱や喉の奥に厚い膜ができることによる呼吸困難が主な症状です。

破傷風とは?

破傷風菌に感染することで発症し、「口が開きづらい」などの症状から始まり、最終的には全身の筋肉が固くなり呼吸困難に陥ることがある病気です。

接種の費用(定期/任意)は?

二種混合ワクチンは「定期接種」に定められており、各自治体が費用を負担しているので、11歳〜13歳未満の間に1回であれば無料で接種することが可能です。

もし上記期間以外に接種する場合は、「任意接種」として費用を自己負担する必要がありますが、約5,000円程度で接種できます。

接種時期・回数は?

ワクチンは合計で1回接種する必要があり、標準的なスケジュールは以下のとおりです。
● 1回目:11歳〜13歳未満

お子様の状態によって受けることができるタイミングが異なるので、年齢が近くなったら一度かかりつけの医師と相談するようにしましょう。

副反応・注意点は?

副反応

二種混合ワクチンを接種すると次のような副反応が生じることがあります。
● 接種部位の腫れやしこり
● 発熱、悪寒、頭痛
● 呼吸困難等のアナフィラキシー

その他にも接種後に気になる症状があらわれた場合、念のため接種をした病院に連絡して相談しましょう。

注意点

接種日に37.5℃以上の「明らかな発熱」がある場合はワクチンを接種することはできません。

また過去に予防接種を受けた後2日以内に発熱や全身性発疹などのアレルギーを疑う症状が現れた事がある人、けいれんの既往歴がある人は接種前にかかりつけ医に相談する必要があります。

その他にも何かわからないことがあれば、かかりつけの病院に相談するようにしましょう。