A型肝炎ワクチンとは|接種時期や回数、効果、副反応

A型肝炎ワクチンとは?

A型肝炎ワクチンを接種することで、A型肝炎の感染と、感染した場合の重症化を防ぐことが可能です。

A型肝炎とは?

A型肝炎ウイルスに感染することで発症し、発熱や体のだるさ、黄疸などの症状が現れ、治るまで1ヶ月以上入院することが必要なこともあります。

接種の費用(定期/任意)は?

ワクチンは「任意接種」に定められているため、接種する場合は原則自己負担で実施する必要があります。約7,000円程度で接種できます。

接種が推奨されている人は?

A型肝炎ワクチンの接種を推奨されるのは次のような場合です。
● A型肝炎が流行している地域に渡航する場合
● 家族にA型肝炎の感染者がいる場合
● 免疫不全などの基礎疾患があり、A型肝炎が重症化する恐れのある場合

接種時期・回数は?

ワクチンは合計で3回接種する必要があり、標準的なスケジュールは以下のとおりです。
● 1回目:出生後から接種可能
● 2回目:初回から2〜4週間あけて
● 3回目:初回から24週間あけて

A型肝炎は0歳から接種することが可能ですが、WHOは1歳になってから接種することを推奨しています。

接種を検討している場合は一度かかりつけの医師と相談するようにしましょう。

副反応・注意点は?

副反応

A型肝炎を接種した場合の副反応は以下のようなものが挙げられます。
● 接種した部位の腫れ、痛み
● 発熱

その他にも接種後に気になる症状があらわれた場合、念のため接種をした病院に連絡して相談しましょう。

注意点

接種日に37.5℃以上の「明らかな発熱」がある場合はワクチンを接種することはできません。

また過去に予防接種を受けた後2日以内に発熱や全身性発疹などのアレルギーを疑う症状が現れた事がある人、けいれんの既往歴がある人は接種前にかかりつけ医に相談する必要があります。

その他にも何かわからないことがあれば、かかりつけの病院に相談するようにしましょう。