子供が皮膚をかゆがるときの対処法は?病院へ行く目安や原因は?

子供が皮膚をかゆがるときの対処法は?

十分に冷やす

子供がかゆがっている場合は、患部を冷やしたタオルや保冷剤などで十分に冷やしましょう。

保冷剤を使用する際には、直接肌に長時間当てると凍傷になることがあるので、タオルで巻くなどして直接肌に当たらないようにすると良いでしょう。

爪を切る

かゆいからといって掻きむしると、全身にかゆみがひろがり、かゆみが収まるまで時間がかかることがあります。

爪を短くすることによって、万が一掻きむしった場合でも皮膚に刺激が少なく、かゆみを抑えることができます。

体を清潔に保つ

湿疹を潰してジュクジュクしている場合は、低刺激の石鹸を十分に泡立てて優しく洗い、流す際は優しくシャワーできれいにしましょう。

体温が上がると、かゆみが増す可能性があるので、かゆいときは湯船に入るのは控え、濡れタオルで体を拭いたり、シャワーで体をきれいにしてください。

子供のかゆみで病院へ行く目安は?

しばらく様子を見る

子供がかゆがっている様子をよく観察します。発熱がなく、かゆみが一箇所に限定している場合は、しばらく様子を見ましょう。

病院へ行く

以下のような場合は、すぐに病院を受診しましょう。夜間や休日であれば、救急病院や往診を利用してください。

● かゆみが強く、寝ることができない
● かゆみが全身に広がっている
● 呼びかけても元気がなく、ぐったりしている
● 呼吸が苦しそう

子供が皮膚をかゆがる原因は?

アトピー性皮膚炎

タンパク質などの食物アレルゲンやハウスダストなどの環境アレルゲンに対するアレルギー反応です。

手足の関節や耳たぶなどの柔らかい部分に、非常に強いかゆみのある湿疹と皮膚の乾燥が生じることが特徴です。

アトピー性皮膚炎は、根本的な治療が難しく、症状を緩和させるために長期的に薬を使用する必要があります。

汗疹(あせも)

赤ちゃんは大人と比べて新陳代謝が活発で自律神経が未熟なため、冬場でも大量に汗をかく傾向があります。

汗をかいたままにしておくと、汗腺が詰まり炎症が起きて湿疹が生じるため、脇の下など汗がよく出る部分では、汗をこまめに拭き取ってあげましょう。

虫さされ

虫に刺されることで、赤く腫れたり、痒みや痛みを伴う水疱が生じます。患部を掻きむしることで化膿して全身にとどびひが起きることもあるので注意が必要です。

ハチに刺された場合はアナフィラキシーを生じることもあります。呼吸困難やぐったりしている場合はアナフィラキシーを生じている可能性が高いので、早急に病院を受診しましょう。

伝染性膿痂疹(とびひ)

傷口からブドウ球菌や溶血性連鎖球菌が感染することで、化膿して水疱や湿疹を生じます。

湿疹を引っ掻いた手で全身を触ると、全身へと感染が広がることがあるので、湿疹をかきむしらないように冷やすと良いでしょう。

抗生物質やかゆみ止めを使用して治療を行うので、医師の指示に従い最後まで薬を飲んでください。

乳児脂漏性湿疹

生後6ヶ月くらいまでに発症する病気で、皮脂と頭皮の汚れが混ざって固まることで乳児性湿疹となります。

頭皮やおでこ、眉毛、頬などにクリーム色のふけや黄色のかさぶたが見られますが、かゆみは強くなく6ヶ月をすぎると症状は治まっていきます。

ほっておくと細菌感染の原因になることもあるので、皮脂が溜まらないように、頭皮や顔を清潔にしてあげましょう。

乳児湿疹

新生児期〜乳児期に発生する湿疹の総称で、原因によって湿疹が赤くブツブツしたものやカサカサしているもの、ジュクジュクしているものなど様々な症状が見られます。

赤ちゃんは皮脂の分泌が盛んな一方で肌が乾燥しやすく、皮脂のバリア機能が弱いため湿疹が生じやすくなっていますが、原因にあわせた治療を行うことで、自然と症状が治まります。

おむつかぶれ

下痢や汗によりおしりの皮膚がふやけて傷つきやすくなり炎症を生じた状態です。おむつかぶれが生じている時は洗剤の刺激やタオルでゴシゴシあらうと炎症がひどくなる可能性もあるので注意が必要です。

おむつ内が蒸れないように、こまめにおむつを変えてあげながら、お尻の皮膚がきれいな状態を維持してあげると良いでしょう。

薬を使うことで早く治すことも可能なので、症状がひどくて長引くときは、一度医師に相談してください。

アタマジラミ

シラミの一種であるアタマジラミが頭皮から血を吸うと、激しいかゆみが生じます。

アタマジラミはアタマジラミを持っている子供の髪の毛に直接触れたり、同じタオルやブラシ、帽子を使うことで感染します。

アタマジラミに感染した場合は、治療を行うために皮膚科や小児科で薬を処方してもらう必要があるのですぐに病院へ行きましょう。

白癬(水虫)

白癬菌(はくせんきん)というカビが皮膚で繁殖する病気で、特に白癬菌が足の指の間で繁殖した状態を水虫と呼びます。

主に家庭内ですでに白癬菌を持っている人のタオルやバスマットを使うことで感染します。足の間にできると小さな水疱ができ、赤くジュクジュクしたり白くふやけたりします。

菌が皮膚についたからと行って必ず発症するというわけではなく、しっかりと石鹸で洗うことで予防を行うことができます。

子供のかゆみの予防方法は?

湿疹ができると強いかゆみが生じることが多いため、まずは原因となる湿疹を予防することがかゆみの予防に繋がります。

皮膚を清潔にすること、湿疹ができたときには掻きむしらずに冷やすこと、を徹底しましょう。

また、爪が伸びていると掻きむしった際に皮膚に傷が残る原因になるので、こまめに切って短い状態を維持してください。