帯状疱疹について

帯状疱疹の特徴

帯状疱疹とはヘルペスウイルスの仲間である水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによって起こる病気です。水ぼうそうはほとんどの人が幼児の頃にかかり、1週間程度で治ります。しかし、症状が治まってもウイルスは神経の中に眠っていて、免疫力が低下したときにウイルスが再び活動し、皮膚に発疹や痛みが出現します。

帯状疱疹の原因

免疫力の低下で水痘・帯状疱疹ウイルスが活発になることで起こります。初めて感染したときは、水ぼうそうとして発症します。通常、水ぼうそうになるのは子どもの頃ですが、治癒後もウイルスは消えずに神経に眠っています。
過労や加齢による体力の低下、何らかの病気で免疫力が低下した時に潜んでいたウイルスが活発になり、発症しやすくなります。高齢者に多いが、若年者でも見られ、6-7人に1人程度が、一生のうちに一度は帯状疱疹を経験すると言われています。

帯状疱疹の症状

主な症状は、体の片側の一部に、痛みのある発疹(赤いぶつぶつ)が帯のように列になって現れ、ピリピリとした痛みや違和感、痒みが出て、赤みや水ぶくれができます。頭部や顔面に症状が出た場合は髄膜炎になりやすいので注意が必要です。
皮膚の症状が落ち着いても違和感や痛みが消えないことがあり、これを帯状疱疹後神経痛といいます。帯状疱疹後神経痛による痛みは非常に強いことがあり、痛みに対する治療が必要になります。

帯状疱疹の検査・診断

痛みや違和感、水ぶくれ、赤みの場所など特徴的な症状から診断します。水疱の中にある液体を顕微鏡で観察して帯状疱疹や単純疱疹に特徴的な細胞が存在するかどうかをみる検査もあります。

帯状疱疹の治療法

もし帯状疱疹を発症した場合は、症状の軽いうちに病院を受診すると、薬で症状を緩和して、早期の治癒に繋げることができます。皮疹が出てから48時間以内に抗ウイルス薬による治療を行います。通常は内服薬ですが、重症の場合には入院して点滴治療を行うこともあります。
痛みに対しては、痛み止めを使用します。免疫が低下している時に発症することが多いため安静にすることも重要です。

帯状疱疹が心配な方

帯状疱疹ウイルスには、幼少期にほとんどの人が感染してしまいます。帯状疱疹を予防するには、若いうちから適度な運動習慣をつけて、バランスのよい食事と十分な休息をとり、免疫力を高めておくことが大切です。また、強い症状を放置しておくと、長期間にわたって神経が攻撃され、帯状疱疹が消失した後にも神経痛が残ってしまう可能性がありますので、早期の治療をお勧めします。
ピリピリしてきて帯状疱疹かなと思ったら、早めに病院を受診しましょう。