赤ちゃんの目が充血|病院へ行く目安や原因、対処法

赤ちゃんの目の充血で病院へ行く目安は?

目が外的刺激やウイルス感染を起こした時に、白目の血管が赤く目立った状態のことを目の充血といいます。

しばらく様子を見る

赤ちゃんの目が充血するのは決して珍しいことではありません。程度の軽い充血であれば放っておいても数日で治まるので、機嫌がよければしばらく様子を見ましょう。充血が数日続いたり、目やにも出ているようなら一度かかりつけの病院を受診するようにしてください。

すぐに病院へ行く

赤ちゃんに次の症状が現れているときは、すぐに病院を受診するようにしましょう。夜間や休日であれば救急病院や往診サービスを利用すると良いでしょう。

● 蕁麻疹が全身に出ている
● かゆみが強く、寝ることができない
● 1日経っても蕁麻疹が収まらない
● 呼吸が苦しそう
● 顔色が真っ青
● けいれんしている

特に「呼吸が苦しい」「顔色が真っ青」「けいれんしている」場合はすぐに救急車を呼んでください。

赤ちゃんの目が充血する原因は?

赤ちゃんの目の充血が続くときは、何かしらの病気にかかっている可能性もあります。目の充血以外の症状も出るので、普段と違うところはないかよくチェックしてみてください。

目をこすった

眠かったり目の周辺がかゆかったりして自分の手で目をこすってしまい、赤く充血する場合があります。

逆さまつげ

赤ちゃんは逆さまつげになっていることも多く、まつげが眼球に触れて目が赤く充血することがあります。赤ちゃんが目をかゆそうにしていたら、まつげが目に入っていないか確認してみてください。

細菌性結膜炎

病原菌に感染することで結膜が炎症を起こします。目の充血に加え、膿をもった目やにや涙目といった症状が出ます。赤ちゃんの場合はインフルエンザ菌などの感染によって発症することが多いため、病原菌を突き止めて、それに対する抗菌薬を使って治療をします。

アレルギー性結膜炎

花粉やハウスダストといったアレルゲンに反応して発症する結膜の炎症です。目の充血のほかに、かゆみや涙目、まぶたの腫れなどの症状がみられます。治療には、抗アレルギー薬やステロイド薬といった目薬が使われることもあります。

はやり目(流行性角結膜炎)

アデノウイルスという感染力が強いウイルスに感染することで発症します。目の充血、さらさらした目やに、涙目、まぶたの腫れ、首や耳の後ろのリンパ節の腫れや痛み、といった症状があらわれます。

1~5歳くらいの子供がかかりやすいため、保育所などで感染が流行しているときには注意が必要です。ステロイド薬や消炎薬といった目薬が処方されます。

ぶどう膜炎

眼球の内側にある「ぶどう膜」と呼ばれる部位に炎症が起きる病気で、内眼炎とも呼ばれます。目の充血、目のまぶしさや痛み、視力の低下、目のかすみ、飛蚊症(明るい場所を見ているときに糸くずやゴミが飛んで見える)などの症状がみられます。

子供の発症率は8%以下ですが、かかった場合は重い視力障害が残ることもあります。一般的には、ステロイド薬の目薬を使って治療します。

麻しん(はしか)

麻しんウイルスに感染することによって起こる感染症です。目の充血、目やに、涙目といった目の症状とともに、発疹や口の中の粘膜に白い斑点が出ます。また、風邪に似た症状もあらわれます。予防接種を受けることで、麻しんにかかることを予防できます。

赤ちゃんの目が充血したときの自宅でのケア方法は?

赤ちゃんの目が充血しているときは、炎症を悪化させないように、まず赤ちゃんの目や手を清潔に保つようにしましょう。目やにが出ているときは、清浄綿やガーゼを水で濡らして絞ってから、そっと拭き取ってあげてください。

赤ちゃんが目をこすって眼球を傷つけないために、爪を短く切っておくことも大切です。

参考記事
https://192abc.com/33802

子供の蕁麻疹|対処法や原因、病院へ行く目安は?